(使用教室) 262番教室(2号館6階) Mi. 13:10~14:40 s.t.
皆さんがこの授業で学べるのは、単なる「ドイツのことば」ではありません。
英語だけでも大変なのにドイツ語? いや、私の経験からですが、ドイツ語やフランス語を身につけた人は、例外なく英語もよくできるようになっています。ドイツ語やフランス語の方が得意になる人もいます(たまには)。しかも、そういう人の英語力には、確実に深みが出てきます(『言語学』や『ラテン語』もおすすめです)。
前期は ①つづりと発音の規則から入ります。英語より簡単なので、初めての単語でもすぐ音読できます。次に ②動詞の人称変化をおぼえます。そして名詞・冠詞に③「性」の区別があること、「が」「の」「に」「を」のような ④「格」の変化があることを学びます。ここは世界のいろいろな言語と比較して説明します。⑤人称代名詞は英語よりやや複雑です。⑥前置詞の用法には、英語と違う点が一つあります。
各課(Lektion)は授業2~3回程度で進める予定です。
①地域言語としての英語
②国際語としての英語
③地域言語としてのドイツ語・フランス語・中国語
④あるいはもう一つの国際語としてのドイツ語・フランス語・中国語
ドイツ語は
ドイツ、
スイス、
オーストリア
(×オーストラリア)、
ルクセンブルク、
リヒテンシュタイン
の公用語です。
ドイツ語は
ベルギー・東部(ユーペン)、
イタリア・南チロル(アルト・アディジェ)
の地域公用語です
ドイツ語は
フランスのアルザス地方や
デンマークの北シュレスビッヒ地方
では学校で習い、日常的に話されています
(逆にドイツの最北部・シュレスビッヒ・ホルシュタイン州
にはデンマーク語を話す人々がいます)。
ドイツ語は
ポーランド、
ハンガリー、
ルーマニア、
チェコ、
スロバキア、
スロベニア、
クロアチア、
ボスニア、
マケドニア、
セルビア・モンテネグロ
(コソボ)、
ギリシア
など中・東部ヨーロッパの国々で広く通じます。
ドイツ語はヨーロッパ全域で九千万人(ロシア語についで第二位)、
EU(ヨーロッパ連合)
加盟国内では最も多くの人が日常的に話すことばです。これに
旧ソ連邦や
アメリカ大陸、
オーストラリアや
アフリカのドイツ系移民を合わせると、ドイツ語の世界使用人口は日本の総人口に匹敵します。英語に加えてドイツ語ができるということは、ヨーロッパ文化圏から情報を得るための、最も強力な手段を持つことなのです。
国文学専攻なのにドイツ語? 栄養学専攻なのに外国語? いや、いろいろな外国語を知る人ほど、自分の日本語を正確に理解しているものです。
福祉・教育専攻ではどうなのか?だったら言うまでもありません。例えばドイツの介護制度や教育制度(それは日本やアメリカ合衆国の制度とは大きく異なります)について学ぶならドイツ語の知識は不可欠。日本語の翻訳を待っていたら大変です。
それに、最近の国際事情を見る時、アメリカ合衆国(主に英語圏)とは異なるヨーロッパの価値観や国際感覚を知る上でも、ドイツに視点を置いて世界を眺めることはけっこう意味のあることだと思います。
後期以降では、英文法でも既習の ⑦不定詞、⑧動詞の過去・完了などをドイツ語について学びます。高校の英文法の参考書(と世界史の教科書)は捨てない方が賢明です。⑨形容詞の語尾変化と ⑩分離動詞は初めて遭遇する文法事項だと思いますが、いずれ他のヨーロッパのことばを学ぶ時、大変役に立ちます。
新しい外国語を学ぶのに週一回、90分の授業だけでは足りません。確実に憶えるには、できるだけ毎日、最低20分でも自習してください(よくある話ですが、一度にまとめて2~3時間では長続きしません)。自分の手で書き、声に出して読みましょう。そのためにCD付き教科書を採用しているのです。従来の教科書は2000円前後ですから、1枚のCDに500円かかっていることになります。500円を無駄にしないように、どんどん聴いてドイツ語のリズムに馴染みましょう。わからないことは、授業中でも沈黙せずに質問してください(質問されて気を悪くする教師はいません)。
OHPやCDやビデオやインターネットはフルに活用します。教科書から離れた話題も毎回用意しますので、授業にはなるべく出ること(←ま、当たり前の話です)。
(教科書) 「ドイツに行ってみませんか」 (辞書)近年の学習独和辞典はどれも良質です。極端な小型辞書を除けば、どれを買ってもかまいません。実物を手にとって、自分に相性の良いものを選びましょう;
【初級】
2003年に入って次の2冊の独和辞書が新しく発行されています;
【中級】
和独辞典(郁文堂 ¥3400) (参考書)次にあげる他にも優れた本は数多く出ているので、各自が書店で手にとって内容を確認するのが一番;
ドイツ語ステップアップ(郁文堂 ¥2200) 参考書と問題集が一体になった完全な独習向け入門書。大判サイズ・二色刷りで読みやすく、解答も非常に詳しい。
NHKテレビ ドイツ語会話【月刊】(日本放送出版協会 ¥333 年間購読¥4740) 言わずと知れたNHKのドイツ語講座。ここ数年、スキットの内容も番組構成も見違えるほど面白くなっており、途中から観ても、テキストなしでも充分役に立ちます。
基礎ドイツ語【隔月刊 CD付き】(三修社 ¥1429) 創刊70年、日本で唯一のドイツ語学習専門雑誌。ドイツ語とドイツ関連情報が満載。毎号の懸賞問題に答えると、ドイツに行けるかも知れない。今なら年間購読料大幅割引!
※1999年度講義概要、2000年度講義概要、2001年度講義概要、2003年度講義概要の中でも、いろいろな本を紹介しています。どうぞご覧下さい。
(評価方法) 主に筆記試験
(使用教室) 262番教室(2号館6階) Mi. 10:40~12:10 s.t.
(教科書) 「ハロー・ミュンヒェン! コンパクト・バージョン」 Lektion1 こんにちは、ミュンヒェン
Lektion2 クラウディア 町へ行く
Lektion3 シェアハウス
Lektion4 ザルツブルク旅行
Lektion5 ミヒャエルの一日
Lektion6 オリンピック記念公園
Lektion7 ショッピング
Lektion8 週末を過ごす
Lektion9 ベルリン雑談
Lektion10 ドイツの博物館・美術館
Lektion11 ルートヴィヒⅡ世
Lektion12 また会いましょう
(辞書)
これまでの授業に使用したものでよい。中級以上の学習用としては、次のものがある;
郁文堂和独辞典(郁文堂 ¥3400)
(評価方法) 主に筆記試験
ドイツ語Ⅰ
Lektion1。
練習1(S.8)
Übungen(S.9~10)
B
C
Übungen(S.15)
Übungen(S.16)
C
練習1(S.19)
動詞の不規則な変化は、単数の2人称と3人称の場合のみです。教科書うしろの表で確認し、自分で調べて書けるようになりましょう(もちろんおぼえましょう)。
練習2(S.20)
Übungen(S.21~22)
B
C
ドイツ語Ⅲ
また、何気ないひとことですが "Das mache ich!" は「そうします」や「私がやりましょう」といった意味で幅広く使われます。
本文日本語訳
(教科書の内容)
Lektion1 出会いと自己紹介
●ドイツ語の動詞/動詞の現在形(1)/「親しい人」と「親しくない人」への呼び方の違い/語順
Lektion2 愛子の大学
●名詞の性/名詞の性と代名詞/冠詞類の変化
Lektion3 聖霊降臨祭
●名詞の複数形/動詞の現在形(2)/人称代名詞/定冠詞類/不定冠詞類
Lektion4 ドレスデンへのドライブ
●助動詞/前置詞/前置詞+定冠詞
Lektion5 夏の日を惜しみなく楽しもう!
●複合動詞/従属接続詞/否定文
Lektion6 ローテンブルクで
●形容詞の格変化/比較級と最上級
Lektion7 ウィーンへの旅
●動詞の三基本形(現在・過去・過去分詞)/動詞の過去形/序数
Lektion8 冬学期の始まり
●現在完了/zu+不定詞
Lektion9 森の散歩
●受動態/命令形/分詞
Lektion10 クリスマス市にて
●再帰代名詞/再帰動詞/非人称動詞
Lektion11 ベルリンの魅力
●関係代名詞/指示代名詞
Lektion12 主夫それとも主婦?
●接続法
(辞書・参考書)
ここでは私が読んで面白かったものだけあげておきましょう。他にも優れた本はあるので、各自が書店で手にとって内容を確認するのが一番です。ちなみに値段は本体価格なので、税金として5%分余計に払って下さい。なお大学内の紀伊国屋書店ブックセンターで買うと割引になります
エクセル独和辞典(郁文堂 ¥2800)
パスポート独和辞典(白水社 ¥2900)
新アポロン独和辞典(同学社 ¥4000)
キャンパス独和辞典(郁文堂 ¥2900)
アクセス独和辞典(三修社 ¥4000)【CD-ROM付 ¥6800】
新アルファ独和辞典(三修社 ¥3714)
プログレッシブ独和辞典(小学館 ¥3690)
フロイデ独和辞典(白水社 ¥4000)
スタート独和辞典(三修社 ¥2800)
クラウン独和辞典(三省堂 ¥4100)
マイスター独和辞典(大修館書店 ¥3800)
独和中辞典(大修館書店 ¥4000)
Z先生の超かんたんドイツ語(郁文堂 ¥2000) 構成は「ドイツ語ステップアップ」と同じだが、内容はさらに簡潔で、試験前など短期の独習にはおそらくこちらの方が向いています。
独検合格らくらく30日【CD付き】(郁文堂 ¥2000) ドイツ語検定?そんな難しいこと・・・と言いながらそのまま機会を逃してしまう人が多いのですが、今から準備を始めれば1年後(か2年後)には4級(か3級)から受験できます。こういうことは大学生の時が一番良い機会です。ひとつ考えてみましょう。詳細お問い合わせは 〒113-0033 東京都文京区本郷 5-29-12-1006 財団法人ドイツ語学文学振興会 独検事務局(tel 03-3813-0596) へ。
Achtung, bitte!! 「基礎ドイツ語」4月号(¥1429)を新学期の教科書販売時に展示・即売します。入荷部数に限りがありますのでお早めに!
ドイツ語Ⅲ・Ⅳ
2000年度から井浦「ドイツ語Ⅲ」(前期)と「ドイツ語Ⅳ」(後期)では、ビデオつき教材を使用しています。単なる旅行者向けの簡単な挨拶や、初級の例文をカンペ丸出しで朗読しているだけのようなものは避け(あるんだそういうの!)ドイツ人同士がごく普通に会話する、ドイツ語圏の日常生活に近い場面設定のものを選びました。
今年度の教科書「ハロー・ミュンヒェン!」は、ベルリン在住のドイツ人女性が、大学の休暇を利用してミュンヒェンを訪れるという設定で作られています。道を尋ねる、買い物をするといった旅行用のやりとりもあれば、ドイツの実情をうかがわせるような会話も出て来ます。そして何といっても、ドイツの町並みの美しさに注目していただきたいと思います。
1課につき授業2回程度をあてます。解説項目の大半が既習で、完全な初出の文法事項はひとつもありません。つまり授業では皆さんが「ドイツ語Ⅰ・Ⅱ」を既習、またはそれに相当する学習を済ませていることを前提にしているわけですが、もちろん「ドイツ語Ⅰ・Ⅱ」の復習も随時行うことになります。
「ドイツ語Ⅰ・Ⅱ」でも折に触れて申し上げたことですが、機械的に変化表を暗記するのではなく(試験前ならともかく、それだけではむなしいよ)、春休みに現地に行っても使えるドイツ語、「ダンケ」「グーテンターク」だけでなく自分の意思を伝えられるようなフレーズの習得を目指しましょう。もちろん教科書の他にもいろいろな話題(ネタ?)を用意していますので、なるべく出席なさるのが賢明です。
なおドイツ語教育の分野でもここ数年、映像メディアを併用した教科書が多くなり、種類も豊富になってきました。市販されているものもありますので、授業外でも個人的に活用されることをおすすめします。
本文日本語訳
(教科書の内容)
クラウン独和辞典(三省堂 ¥4100)
マイスター独和辞典(大修館書店 ¥3800)
独和中辞典(大修館書店 ¥4000)
(参考書) ドイツ語Ⅰ・Ⅱの(参考書)欄を参照のこと。
2003年度前期講義日程
第1講/第2講/第3講/第4講/第5講/第6講/第7講/第8講/第9講/第10講/第11講/第12講/試験の前に
第1講(16.04.2003)
授業内容の説明。「ドイツ語」や「ドイツ」の前に、まずは「ヨーロッパ」についてひとしきり。
第2講(23.04.2003)
つづりと発音。アルファベートの正しい発音は、略語を読む場合に必要です。
おすすめの一冊
坂井榮八郎「ヒストリカル・ガイド ドイツ・オーストリア」(山川出版社 ¥1800)
第3講(30.04.2003)
つづりと発音。簡単なあいさつ。2人称代名詞 du と Sie の違い。
同じドイツ語圏でも地域によってあいさつが異なります;
Guten Tag!(標準語・北ドイツ)/Grüß Gott!(南ドイツ・オーストリア)/Grüezi!(スイス)
「私は~といいます」「~から来ました」「~を専攻しています」などの表現。
ich heiße ......(原形 heißen)
ich komme aus ......(原形 kommen)
ich studiere ......(原形 studieren)
動詞の語尾変化に注目しましょう。最初の基本的な変化です。
第4講(07.05.2003)
まだまだつづりと発音。そして
Lektion1。動詞の語尾の人称変化。
ich komme / du kommst / er/sie/es kommt
まず主語が単数の時(ich, du または Sie, er/sie/es)に注意して、複数の時は「原形(不定形)と同じ」と考えて構いません・・・sein(英語の be 動詞にあたる)以外は。
(14.05.2003 スポーツデイのためお休み)
第5講(21.05.2003)
Lektion1(続き)。英語より flexible な語順について。
1) ich höre, du hörst, er/sie/es hört, wir/Sie/sie hören
2) ich koche, du kochst, er/sie/es kocht, wir/Sie/sie kochen
3) ich komme, du kommst, er/sie/es kommt, wir/Sie/sie kommen
[主語 du の時、kommest と余計な母音を入れる間違いが多いので、特に注意されたし]
A
1.Er ist Student.
2.Anna studiert Biologie.
3.Ich gehe jetzt nach Hause.
4.Du hast Hunger.
5.Wir leben in Deutschland.
6.Seid ihr müde?
Das ist YAMADA Taro. Er ist Student. Er kommt aus Japan. Er studiert Informatik. Jetzt wohnt er in Kyoto.
1.Das ist Philipp. Er kommt aus Hamburg. Jetzt wohnt er in Berlin. Er studiert Biologie.
2.Sie heißt(ist) Sophie. Sie spielt gern Klavier.[この sie は明らかに『彼女』]
3.Das sind Herr und Frau Müller. Sie leben in Japan.[『夫妻』なので、後半の主語 sie は『彼ら・彼女ら』、つまり複数ということ]
おすすめの一冊
岩村偉史「異文化としてのドイツ」(三修社 ¥1900)
岡村仁史「ドイツ介護保険と地域福祉の実際」(中央法規 ¥2500)
木佐茂男「豊かさを生む地方自治 ドイツを歩いて考える」(日本評論社 ¥2200)
第6講(28.05.2003)
Lektion2。ドイツ語の名詞の性・・・ですが、今回はS.12の本文をまずかたづけましょう。詳細は次週にて。
第7講(04.06.2003)
Lektion2(続き)。ドイツ語の名詞の性・・・なのにラテン語の例を使って、名詞の性とは何かを理解する練習・・・というよりゲーム。
おすすめの一冊
逸身喜一郎「ラテン語のはなし 通読できるラテン語文法」(大修館書店 ¥2500)
第8講(11.06.2003)
Lektion2(まだ続き)。名詞の4格(直接目的語)とその用法。
A
1.Ein Student besucht München.
ある学生がミュンヒェンを訪れた。
2.Der Student liebt Kunst.
その学生は芸術が好きだった。
3.Das Museum ist weltbekannt.
(ミュンヒェンにあるその)美術館は世界的に有名だ。
4.Die Ausstellung ist interessant.
(その美術館の)展示会は面白かった。
第9講(18.06.2003)
Lektion3(残り)。
B[授業では1.と2.のみ実施]
1. Ein Mann sucht eine Frau.
ある男性がある女性を探していた。
2. Der Mann schreibt eine E-Mail.
その男性は電子メールを書いた。
3. Die Frau schreibt dem Mann einen Brief.
その女性はその男性に手紙を書いた。
4. Sie möchte die Handynummer des Mannes.
彼女はその男性の携帯の番号を知りたがっていた。
A: Was bekommen Sie?
B: Ich möchte einen Tee und ein Stück Sachertorte.
C: Ich hätte gern eine Limonade. Wir zahlen sofort.
A: Getrennt oder zusammen?
C: Getrennt, bitte!
第10講(25.06.2003)
Lektion4・・・のつもりがまだまだ Lektion3。
1) der Hund → die Hunde
2) die Katze → die Katzen
3) die Gläser ← das Glas
4) die Studenten ← der Student【ちなみに女子は die Studentinnen ← die Studentin】
1) ich schlafe / du schläfst / er/sie schläft / wir/Sie/sie schlafen
2) ich esse / du isst / er/sie isst / wir/Sie/sie essen
3) ich nehme / du nimmst / er/sie nimmt / wir/Sie/sie nehmen
4) ich empfehle / du empfiehlst / er/sie empfiehlt / wir/Sie/sie empfehlen
第11講(02.07.2003)
相変わらず Lektion3。そして少しだけ Lektion4。
順序は前後しますが、ここで名詞の3格について。普通は間接目的語「~に」として用いられますが、helfen「~を助ける」など常に3格しか使えない動詞もあるので注意。
A
1. Er spricht gut Französisch.
「彼はフランス語がうまい」
2. Wie viele Stunden schläfst du?
「何時間寝てるの?」
3. Meine Mutter fährt morgen nach Osaka.
「母は明日大阪へ行く」
4. Mein Vater nimmt jeden Morgen den Zug um 6 Uhr.
「父は毎朝6時の列車に乗る」
【3.の morgen と4.の Morgen の意味が違うことに注意!】
1. Liest du gern Romane? Ich lese......
「小説好き?」
2. Isst du gern Schokolade? Ich esse......
「チョコレート好き?」
3. Läufst du gut Schlittschuh? Ich laufe......
「スケート好き?」
4. Siehst du gern Baseball? Ich sehe......
「野球観戦好き?」
Nächste Woche haben meine Freundin Sophie und mein Freund Thomas Geburtstag.
「来週、友達のゾフィ-とトーマスが誕生日なんです」【 Geburtstag haben『~は誕生日を持っている』→『~の誕生日だ』】
Was schenkst du ihnen?
「二人に何を贈るの?」
Ich schenke ihr eine CD und ihm ein Buch.
「彼女にはCD、彼には本を贈ります」
第12講(09.07.2003)
Lektion4(続)。前置詞の用法は試験範囲としません。詳細は後期「ドイツ語Ⅱ」で扱います。
Sprechstunde(16.07.2003)
教室で質問を受け付けます。出席は自由です。午前の「ドイツ語Ⅲ」の時間に来ても構いません。
期末試験(23.07.2003)
Erinnern Sie sich?
第1講/第2講/第3講/第4講/第5講/第6講/第7講/第8講/第9講/第10講/第11講/第12講/ 試験の前に
第1講(09.04.2003)
授業内容の説明。
第2講(16.04.2003)
Lektion1。あいさつと自己紹介。
舞台は Bayern なので、"Guten Tag!" の代わりに "Grüß Gott!" で挨拶しても勿論よいです。
(23.04.2003 学生大会のためお休み)
第3講(30.04.2003)
Lektion1(続)。
動詞 trinken や essen の人称変化。
授業時にも紹介しましたが、「笑う犬の情熱」のオープニング曲はNenaの 99(neunundneunzig) Luftballons (1983)です(英語版は "99 Red Baloons" 邦題は『ロックバルーンは99』・・・何で『ロック』なんてついてるのか?)
第4講(07.05.2003)
Lektion1(続々)。自己紹介の練習。
(14.05.2003 スポーツデイのためお休み)
第5講(21.05.2003)
Lektion2。
主な学習内容は一応「名詞の性」ですが、ここではむしろ教会 die Kirche や広場 der Platz の名前など、会話中の固有名詞を読むことの方が重要かも。
一般的に「~する」は machen を使えば大抵何とかなります(英語で do や make を使うのと同様)。
ただし「スポーツをする」は Sport treiben で、具体的なスポーツをする場合は例えば Fußball spielen「サッカーをする」や Tennis spielen「テニスをする」など動詞 spielen を使うのが普通です。もっとも、「柔道」や「空手」など外来のスポーツ(?)を「する」場合は Judo machen や Karate machen など動詞 machen を使います。
第6講(28.05.2003)
Lektion2(続)。
特に目立った文法上の重要事項はないのですが、人の家を訪問する際の決まった表現があります。Sie に対して用いる場合と du(4格 dich)に対して用いる場合とで、微妙に異なります。
Die Blumen für Sie/dich. 「お花をどうぞ」
Das ist mein/meine...... 「こちらはうちの~です」
Besuchen Sie / Besuch mich doch mal! 「一度遊びにいらっしゃい」
Was trinken Sie? / Was trinkst du? /Was möchten Sie trinken?(最も丁寧)
第7講(04.06.2003)
Lektion3。動詞 lesen や sehen の2人称・3人称の不規則変化については既習です。
前課に続いて「お入りください」にあたる表現が出てきますが、
Kommen Sie bitte herein!(Kaufmann 氏から Klaudia へ)
Komm [doch] herein!(Michaelから Klaudia へ)
ご覧のように、呼びかける相手との人間関係(Sie と呼ぶべき相手か、du と呼べる相手か)によって動詞の命令形が異なります。ところでこの文の動詞は? "kommen"?それも正解ですが、辞書を引くと "herein|kommen" という分離動詞も載っているはずです。
もう一つのポイントは、昨年度の「ドイツ語Ⅰ・Ⅱ」でも登場した
〇〇〇 △△△ finden 「〇〇〇(主に名詞)を△△△(主に名詞・形容詞)と思う,わかる」
と
〇〇〇 △△△ zeigen 「〇〇〇(間接目的語 3格)に△△△(直接目的語 4格)を示す,見せる」
の表現です。
第8講(11.06.2003)
Lektion3(続)。お買い物と (die) Brotzeit。
動詞 essen の人称変化に注意。 ich esse... / du isst... / er/sie isst...
「その上にあるよ」は "Da, oben!" ですが、「下」なら "Da, hinten!" です。
第9講(18.06.2003)
Lektion4。
最も重要な復習事項は分離動詞です。本文には ab|fahren ←→ an|kommen が頻繁に登場。ついでに fahren の人称変化は大丈夫? ich fahre... / du fährst... / er/sie fährt...
第10講(25.06.2003)
Lektion4(続)。ドイツ鉄道(Deutsche Bahn AG)またはオーストリア連邦鉄道(ÖBB) のweb-siteには、出発地と目的地を入力すると路線や運賃を教えてくれるサイトがあります。本編に登場したザルツブルク人形劇場 Salzburger Marionettentheater についてはこちらをどうぞ。なお、Salzburg 市そのものについては、Yahoo!などで検索すれば山のように出てきます。
第11講(02.07.2003)
Lektion5。前置詞
ドイツ語Ⅱ
第1講/第2講/第3講/第4講/第5講/第6講/第7講/第8講/第9講/第10講/第11講/第12講/第13講/第14講/第15講/試験の前に
Übungen(S.27~28)
A
1. Darf ich hier meinen Laptop benutzen?
「ここでパソコンを使ってもいいですか?」
2. Soll ich Ihnen helfen?
「お手伝いしましょうか?」
3. Ich habe heute frei. Wollen wir zusammen ins Kino gehen?
「今日は休みなんです。一緒に映画館に行きませんか?」
4. Kannst du auf mein Gepäck aufpassen?
「君、荷物を見ててくれないか?」
5. Das ist ein Nichtrauchertisch. Du darfst hier nicht rauchen.
「ここは禁煙席だよ。ここで煙草を吸っちゃダメだ」
B
1. Im Sommer fährt er nach Europa.
「夏に彼はヨーロッパへ行く」
2. Ich trinke Kaffee ohne Milch und Zucker.
「私はコーヒーはミルクも砂糖もなしで飲む」
3. Nach dem Seminar muss ich im Café jobben.
「ゼミの後、私はカフェでバイトする」(im < in+dem)
4. Meine Schwester fährt mit der Bahn zur Uni
「私の姉/妹は列車で大学へ通っている」(zur < zu+der)
C
Thomas:
「」
Sophie:
「」
Thomas:
「」
練習1(S.32)
1) Frau Müller kauft immer dort Brot ×.
「ミュラーさんはいつもそこでパンを買う」
2) Herr Bäcker verkauft immer dort Brot ×.
「ベッカー(パン屋)さんがいつもそこでパンを売っている」【verkaufen は分離動詞ではない】
3) Thomas kauft immer dort ein.
「トーマスはいつもそこで買い物をする」
練習2(S.32)
1) Ich weiß, dass Sabine jetzt in München ist.
「私は、ザビーネが今ミュンヒェンにいることを知っている」
2) Thomas kommt heute nicht, weil er krank ist.
「トーマスは今日は来ません、病気なので」
Übungen(S.33~34)
A
1. Ich hoffe, dass wir einen Platz bekommen.
「(私たち)席が取れるといいんだけど」
2. Wir gehen ins Freibad, wenn morgen schönes Wetter ist.
「もし明日天気が良かったら、屋外プールへ行きましょう」
3. Ich weiß nicht, ob ich morgen Zeit habe.
「明日時間があるかどうかわからない」
4. Mein Freund jobbt viel, weil er in diesem Sommer nach Deutschland fliegen will.
「私の友人は、今年の夏ドイツへ(飛行機で)行くつもりなのでたくさんバイトしている」
B
1.「私たち映画館へ行くんだよ。君も一緒に来ないか?」
2.「朝は7時に起きます」
3.「私たちの[乗った]列車は12時に発車します」
4.「私の[講義する/出席する]演習はもうすぐ始まります」
5.「君にこの小説を推薦します」
C
Aiko: Isst du keine Rinderroulade?
「ビーフロール食べないの?」
Thomas: Nein, ich esse überhaupt kein Fleisch mehr. Ich bin Vegetarier, weil ich ein Tierliebhaber bin.
「うん、僕は肉は一切食べないよ。僕はヴェジタリアンなんだ、動物愛護派なんでね」
Aiko: Isst du auch keinen Fisch und keine Eier?
「魚も卵も食べないの?」
Thomas: Nein, ich esse keine Tierprodukte, sondern nur Obst und Gemüse.
「うん、肉製品は食べないよ、果物と野菜だけさ」
【参考;卵・乳製品を食べる場合もあります ⇒広島三育学院Web】
練習1(S.38)
1) den großen Baum.【定冠詞+男性・4格】
2) einer schönen Schauspielerin【不定冠詞+女性・3格】
練習2(S.39)
1) klein ― kleiner ― kleinst
2) jung ― jünger ― jüng[e]st
3) nah ― näher ― nächst
Übungen(S.39~40)
A
1. Ich sehe gerade einen spannenden Film.
「ちょうどスリリングな映画を見ているところだ」
2. Der französische Professor hält eine interesante Vorlesung.
「そのフランス人の教授は興味深い講義をした」
3. Ein fleißiger Student lernt jeden Tag.
「勤勉な学生は毎日勉強する」【不定冠詞を使うと一般的な意味になる】
4. Eine kluge Frau weiß alles.
「聡明な女性は何でも知っている」【これも一般的な意味】
B
1. Wo ist der höchste Berg?
「一番高い山ってどこですか?」
2. Die Donau ist länger als der Rhein.
「ドナウ川はライン川より長い」
3. Deutschland hat wenigere Einwohner als Japan.
「ドイツの人口は日本より少ない」
4. Japanerinnen leben länger auf der Welt.
「日本人女性は世界一長生きだ」
C
A)
Verkäuferin: Kann ich Ihnen helfen?
「いらっしゃいませ」
Aiko: Ich suche einen Blazer.
「ジャケットをさがしてるんです」
Verkäuferin: Wie gefällt Ihnen dieser -e Blazer?
「こちらの ジャケットなんかいかがですか?」
Aiko: Gut, aber ich möchte lieber einen -en Blazer.
「いいですね、でもどちらかというと ジャケットが欲しいんですけど」
B)
Verkäuferin: Kann ich Ihnen helfen?
「いらっしゃいませ」
Aiko: Ich suche eine Bluse.
「ブラウスをさがしてるんです」
Verkäuferin: Wie gefällt Ihnen diese -e Bluse?
「こちらの ブラウスなんかいかがですか?」
Aiko: Gut, aber ich möchte lieber eine -e Bluse.
「いいですね、でもどちらかというと ブラウスが欲しいんですけど」
練習1(S.44)
1) spielen-spielte-gespielt
2) arbeiten-arbeitete-gearbeitet
3) bringen-brachte-gebracht
4) anrufen-rief an-angerufen
練習2(S.44)
1) Ich war gestern im Vortrag. Du auch?「私は昨日講演に行っていた。君も?」
2) Nein, ich hatte keine Zeit.「いいや、時間がなかった」
練習3(S.45)
[各自で練習されたし]
Übungen(S.45~46)
A
1. Er studierte Phiolosophie.
「彼は哲学を専攻した」
2. Nach seinem Studium gang er nach Deutschland.
「卒業後はドイツへ渡った」
3. Am Anfang verstand er nur wenig Deutsch.
「最初ドイツ語は少ししかわからなかった」
4. Nach einigen Jahren sprach er fließend.
「数年後には流暢に話せるようになった」
B(あくまでも一例です)
1. Ich stand um 7.00 auf./Um 7.00 stand ich...(以下同様)
「7時起床」
2. Ich fuhr um 8:30 zur Uni.
「8時半大学へ行く」
3. Ich besuchte von 9.00 bis 12.00 Uhr Seminare.
「9時から12時まで演習」
4. Ich aß um 12.30 mit meinem Freunden in der Mensa zu Mittag.
「12時半に友達と学食で昼食」
5. Ich las von 14.00 bis 16.00 in der Bibliothek.
「2時から4時まで図書館で読書」
6. Ich schrieb um 17.00 eine E-Mail.
「5時にEメールを書く」
7. Ich gang um 18.00 nach Hause.
「6時帰宅」
8. Ich badete um 21.00.
「9時入浴」
9. Ich gang um 23.00 schlafen.
「11時就寝」
C
A)
Es war einmal ein Mädchen. Es hatte eine Großmutter. Sie wohnte im Wald. Es besuchte die Großmutter oft und brachte ihr Wein und Kuchen. Wie heißt dieses Märchen?
「昔々あるところに女の子(中性名詞)がいました。彼女にはおばあさんがいました。おばあさんは森に住んでいました。女の子はおばあさんをよく訪ねて、彼女にワインとケーキを持って行きました。この女の子の名前は?」
正解;赤ずきん( Rotkäppchen )
練習1(S.50)
1) haben ... gespielt
2) sein ... angekommen
3) sein ... gestorben
Übungen(S.51~52)
A
1. Ich bin zu meinen Eletern nach Hause gefahren.
「私は両親のいる実家へ行った」
2. Wie lange hast du gestern ferngesehen?
「君は昨日どれくらいテレビを見たの?」
3. Mein Freund hat zwei Wochen in einem Supermarkt gejobbt.
「私の友人は二週間スーパーでバイトした」
4. Wir haben fast jeden Tag in der Bibliothek gelernt.
「私たちはほとんど毎日図書館で勉強した」
5. Was habt ihr in den Sommerferien gemacht?
「君たちは夏休みに何してたの」
B
[各自で練習されたし]
C
① b) ② a) ③ b)
Übungen(S.58)
A(本来は受動態の文ですが、できるだけ日本語らしく訳してあります)
1. Hier wurde nicht geraucht.
「ここでタバコは吸えません」
2. Warten Sie, bitte. Sie werden gleich vom Doktor aufgerufen.
「お待ちください。すぐに先生がお呼びします」
3. Er wird von dem besten Arzt behandelt.
「彼は最良の医師に治療してもらった」
4. Die Luft wird durch die Abgase der Autos verschmutzt.
「空気は自動車の排気ガスで汚染されている」
B
1. Frau Meier, kommen Sie bitte herein!
「マイアーさん、どうぞお入りください」
2. Thomas, gib mir bitte deine Jacke!
「トーマス、君のジャケットをくれ」
3. Helft mir bitte beim Tragen!
「君たち、持つのを手伝ってくれ」
4. Nehmen Sie bitte hier Platz!
「どうぞおかけください」
C
1. a) 2. a) 3. b) 4. b)
ドイツ語Ⅳ
第1講/第2講/第3講/第4講/第5講/第6講/第7講/第8講/第9講/第10講/第11講/第12講/第13講/第14講/第15講/試験の前に
1999年度講義概要
2000年度講義概要
2000年度期末試験
2001年度講義概要
2001年度期末試験
2002年度講義概要
2002年度期末試験
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