1999年11月17日


(2000年9月 井浦撮影)

皆様ありがとうございました。


  まず、私はコソヴァのプリズレンで助けてくださいました、上田先生にお礼申し上げます。
  私たちの困難な状況を説明して、夢にまで見た日本行きが決まった事が本当にうれしかったです。
  そして、迅速に日本行きを手配してくださいましたAMDAにもお礼申し上げます。日本入国に際してはパスポートの無い私たちにヴィザ等で配慮していただきました。日本政府にも心からお礼申し上げます。
  家族のように温かく迎えてくれた、片山さんを始め日本アルバニア協会には心に現せないくらい感謝いたします。あなたの事は生涯忘れません。協会の井浦さんのアルバニア語が私より上手いのには驚きました。
  そして何よりも心からお礼申し上げたいのは;
   渡辺院長、河崎教授、小泉教授、上原先生、小林先生、病棟看護婦の皆さん
   小児科病棟のお友達の皆様です。本当にありがとうございました。
  奇跡的に腫瘍が消滅した事に、あらためて日本の高度な技術に驚愕致しました。
  初めて日本に到着したあの夜を思い出します。これから先どうなるのか、息子が此処で死んだらどうしようか、最初の夜は妻と一晩中心配していました。
  しかしまもなく、日本の看護婦さんの優しい事に気がつき、妻も本当に安心しました。戦争があった所からきて、今は何にも出来ない自分ですが、もし自分が出来るなら、今までお世話になった方々をプリズレンに連れて行き、毎日もてなしをしたいと思います。何時かそれが出来るよう、帰国して新しい国造りに励みたいです。私たちアルバニア人のもてなす心は、ヨーロッパでも有名です。
  河崎先生いつもネジールに御菓子を頂いてありがとうございました。


  片山と2人で共同生活をした4ヶ月は絶対忘れません。
  この遠い日本でアルバニアとの友好を考えていた協会がある事、私は帰国後日本での体験をBBC、CNN、KFORTVで必ず紹介します。


  全国の皆様、金沢市民の皆様
  本当にありがとうございました。


アブデュラハマン・シニック

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