コソヴァのAMDAからの報告  (片山事務局長へ 12月13日付)

[コソヴォの現状]
  コソボは今停電が多く、インマルサットになかなか接続できないのと、コンピュータが長時間使用できない状況なのです。
  もちろん、発電機など使用していますが、天候など 様々な困難が近藤の前に立ちふさがることもしばしばです。ご理解くださいませ。

[一家、無事到着]
  深い霧のため、上空をしばし旋回した後で、オフリド空港に着陸が決定したとスコピエ空港で聞かされました。当日は、多くの迎え、出発者で空港は混乱をきたしていました。このような状況で、結局は入管など大切なところでサポートすることができず、一家はマケドニアの入管で嫌な思いをされたようです。 本当に申し訳なかったなと思います。これは霧による着陸地変更を、着陸30分前までだれも予測できなかったのですから、神様をうらめしく思うのみです。
  プリシュティナ空港も、WFP機墜落後、民間機は今も運行を見合わせているようです。

[ネジールの近況]
  親戚の訪問で、まだかなり忙しくしています。少し落ち着いたら時間を取ってお話しできると思います。
  ネジ-ル君とは、ずっと日本語で話しています。私がアルバニア語ができないものですからね。
  日本語が話せてネジ-ル君も嬉しいようですので、できるだけ家に寄って、日本語で話をしたいとおもいます。

  片山さまの日本での一家に対するやさしいまなざしを、彼等の言葉の端々から感じます。本当に、5ヶ月間彼等を見守ってくださりありがとうございました。大変なご苦労であったろうと思います。私も、AMDAスタッフ一同もこの5ヶ月間、彼等のことを気にかけない日はありませんでした。しかし、片山様がしっかり一家を見守ってくださっていると思えましたので、私の方からは何も申し上げず、ただ信頼しておりました。治療が成功し、帰国できたこと、片山さまにお礼申し上げます。
  取り急ぎの、緊急報告とさせていただきます。

AMDA 近藤麻理より

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