(使用教室) 131教室(1号館3階)
(目標と概要)
あなたは「ドイツ語=ドイツのことば」と思っていませんか?
まったく初めての外国語を学ぶのに、週1回90分の授業だけでは絶対に足りません。毎日30分ずつでも自分の手で書き、声に出して読みましょう(そのために教科書にはCDがついています)。授業や試験の前日に何時間もやるのは長続きしません。少しずつ確実に続けるのが最も効果的です。
ドイツ語の初級文法の学習を通じて、ドイツ語を読み、書き、自分の言いたいことを簡単なドイツ語で話せるようになることを第一に目指す(独検4級相当)。第二にドイツ語だけでなく、最も身近な外国語である英語や、その他の外国語との比較対照により、自分の母語と異なることばへの視点や想像力を見につける。第三にドイツ語を通じてドイツ語圏の国々、さらにヨーロッパの多様な文化に対する知識と視野を広げる。
ドイツ語はドイツだけでなく、ヨーロッパ大陸で9000万人(ロシア語につぐ第2位)、EU(ヨーロッパ連合)では最も多くの人々が話していることばです。ヨーロッパ以外のドイツ語話者を含めると、その世界使用人口はほぼ1億人で、日本の総人口に匹敵します。英語だけでなくドイツ語(或いはフランス語でも中国語でも)ができるということは、日本の外から情報を得る上で、きわめて強力な手段を持てることを意味します。
そして異なることばを知る人ほど、自分の母語や他者のことばをより正確に理解し、論理的に考える力を手にすることができます。英語だけが外国語ではないし、アメリカだけが世界ではないのです。
期末試験直前に質問のための時間を作る予定ですが、わからないことは授業中でも沈黙せずに私に質問してください(質問されて気を悪くする教師はいません)。
(教科書)
『レッカー!レッカー!レッカー! おいしく学ぶドイツ語』(CD付)
パスポート独和・和独小辞典(白水社 2800円+税 ISBN 456000045X)
(評価方法) 筆記試験
(使用教室) 232教室(2号館3階 メディア教室)
(目標と概要)
「ドイツ語1・2」で学んだことも復習しながら進めます。1年次でうまくいかなかった人も、気持ちを切り替えて取り組んでください。今年の教科書は、満を持してのDVD付です。自習で活用しましょう。 (教科書)
『ドイツ語の時間 恋するベルリン』(DVD付)
(辞書)
これまでの授業に使用したものでよい。中級以上の学習用としては、次のものがある;
和独辞典は特に必要ないが、買うなら次のものがおすすめ(というより現時点で使いやすいものはこれぐらいしかありません);
(評価方法) 筆記試験
ドイツ語1
②授業後のアンケート結果は次の通りです(火・水合計);
(参考書)
適宜、授業で指示します。ここでは、授業に必要ではないが、事前に読んでおくと面白いかもしれないものを紹介します;
『ドイツ語のしくみ』
『その他の外国語 役に立たない語学のはなし』
『ダーリンの頭ン中』
『近くて遠い中国語 日本人のカンちがい』(中国語を履修できなかった人におすすめ)
『フランス語のしくみ』(フランス語を履修できなかった人におすすめ)
『ラテン語の世界 ローマが残した無限の遺産』(フランス語を履修できなかった人にこれもおすすめ)
(辞書)
20~30年前に比べれば、近年の学習独和辞典はどれも親切かつ良質です。書店に置いてあるものならどれを買ってもかまいません。ただし、次の二点にはくれぐれも注意してください;
1. ポケット版辞書など極端に小型のものは、語形変化や用例など学習に必要な情報が載っておらず、初学者には使いこなせません。ある程度学習が進んでから、あるいはドイツ語圏へ旅行する機会ができてからにしましょう。
2. ドイツでは1998年からドイツ語の新正書法(要するに新しいつづり)が採用されています。1998年以降に出版された「新正書法対応」の辞書を使うようにしましょう。時々、両親や親戚の学生時代の辞書を持ってくる人がいますが・・・親御さんには大変申し訳ないのですけれども・・・そんな古い時代の辞書は使えません。ちゃんと新しいものを買ってください。
ここでは数ある辞書の中から、初級者向けで新しいものをあげておきます。他にも優れた本はあるので、各自が書店で手にとって内容を確認するのが一番です。実物を手にとって、自分に相性の良いものを選びましょう。なお、大学内の紀伊国屋書店ブックセンターで買うと割引があります。
新アポロン独和辞典(同学社 4000円+税 ISBN 4810200043)
新アクセス独和辞典(三修社 4000円+税 ISBN 4384000375)
スタート独和辞典(三修社 3200円+税 ISBN 4384000197)
エクセル独和辞典(郁文堂 2800円+税 ISBN 4261072610)
パスポート独和辞典(白水社 2900円+税 ISBN 4560000611)
身につく独和・和独辞典(三修社 2600円+税 ISBN 4385119651)
ドイツ語3・4
(授業時間)
火曜日5・6 Dienstag 13:10~14:40 s.t.
「ドイツ語1・2」の学習内容をふまえ、より実用的な視聴覚教材を用いてドイツ語の知識(独検3級相当)とヨーロッパ文化に対する理解を深める。
(参考書)
適宜、授業で指示します。ここでは、文法を整理したい人向けに1冊だけ紹介します;
『必携ドイツ文法総まとめ(改訂版)』
プログレッシブ独和辞典[第2版](小学館 3800円+税 ISBN 409515022X)
フロイデ独和辞典(白水社 4000円+税 ISBN 4560000638)
クラウン独和辞典[第3版](三省堂 4100円+税 ISBN 4385120102)
新マイスター独和辞典(大修館書店 4200円+税 ISBN 4469012777)
独和中辞典(研究社 4000円+税 ISBN 4767440203)
郁文堂和独辞典(郁文堂 3400円+税 ISBN 4261072483)
前期(Sommersemester)
第1講/第2講/第3講/第4講/第5講/第6講/第7講/第8講/第9講/第10講/第11講/第12講/第13講/第14講/試験
第1講(10.April 2007)
授業の概要。
①本日授業で紹介した映像は次の通りです(クリックすると各言語の紹介ページが開きます);
Détective Conan(仏)
Detektiv Conan(独)
名偵探柯南(中)(誤記ではありません)
Le Château de Cagliostro(仏)
Il Castello di Cagliostro(伊)
Das Schloss des Cagliostro(独)
Sailor Moon(独)
Neon Genesis Evangelion(独)
Mobile Suit Gundam Seed(独)
Prinzessin Mononoke(独)
1.これまでに学んだ外国語
英語 30(学校で習ってんだからそりゃ多いでしょう)
中国語 7(時代の流れを感じます)
韓国語/朝鮮語 5(上に同じ)
イタリア語 2
ドイツ語 1
ロシア語 1
2.これから学んでみたい外国語
イタリア語 15
ドイツ語 13(ありがとうございます)
韓国語/朝鮮語 10(時代の流れを感じます)
中国語 9(上に同じ)
フランス語 7
スペイン語 1
ポルトガル語 1
ロシア語 1
他 少数意見(インドの方の言葉 どっかの部族の言葉)
第2講(17.April 2007)
つづりと発音。英語ほど複雑ではないのでこの一回きりで済みますが、慣れるのには時間がかかります。自分でCDを聴いて、何度も声に出しながら自分の手で書くことで憶えましょう。授業で省略した「月・曜日・季節」は今すぐ憶える必要はありませんが、発音と書く練習に利用してください。
ちなみにドイツ語の名詞は常に大文字で書き始めます。大文字だからといって固有名詞とは限りません。
ドイツ語の挨拶。教科書には載っていませんが、ドイツ語の「こんにちは」は地域によって違います;
Guten Tag!(北ドイツ・標準語)/Grüß Gott!(南ドイツ・オーストリア)/Grüezi(スイス)
また「さようなら」にも Auf Wiedersehen! の他に、より親しい間柄で使う Tschüs(←話し言葉なので、辞書によって綴りが異なることがあります)、南ドイツの Wiederschaun! や、主にオーストリアで使う Servus(サーヴィス!ではありません)などがあります。
第3講(24.April 2007)
Lektion 1。動詞の現在人称変化。
まず基本中の基本;ドイツ語の動詞は語尾が変化します。動詞の原形(辞書に載っている形 正確には不定詞という)は -en で終わっているので、まずこの語尾を取り去り、残った部分に変化語尾をつけます。“kommen”や“lernen”や“trinken”とあれば、それは一旦“komm-”や“lern-”や“trink-”の形にして考えましょう。
語幹(変化しません) 語尾(変化します)
授業でも説明した通り、複数形=原形と考えてかまいません(今のところは)。複数2人称 ihr の変化も憶えなくてかまいません(あくまで今のところは)。まずは単数の1人称(ich)・2人称(du)・3人称(er/sie/es 他)についてしっかり憶えましょう。規則変化動詞としてkommen「来る(英 come)」、lernen「学ぶ(英 learn)」、trinken「飲む(英 drink)」の例を書いてみましょう;
次の動詞はほぼ規則的ですが、よく見ると2人称や3人称の部分が不規則です。なぜか?規則どおりに変化させると子音の s が重複して(いかにドイツ人でも)発音しにくいからです。このため s を一つ除いたり、母音 e を挿入します;
明後日の学生大会に関連して、授業で配布したドイツの大学議会の投票用紙はこれ(PDFファイル);
第4講(01.Mai 2007)
Übung 1(S.21)
1. Was ( trinkt ) er gern? Er ( trinkt ) gern Wein.
彼は何を飲むのが好き?彼はワインが好きだ。
2. ( Arbeitest ) du morgen? Nein, ich ( arbeite ) morgen nicht.
君は明日働くの?いや、私は明日働かない。
3. Wir ( sind ) schon alt, aber du ( bist ) sehr jung.
わしらはもう年寄りじゃが、お前さんはたいそう若い。
4. ( Hast ) du Zeit? Ja, ich ( habe ) Zeit.
ひま?うん、ひま。
5. Alex ( wird ) später Koch.
アレクスはその後、医者になった。[この場合は過去風に訳してよい]
定冠詞(英語の the にあたる)をつけた場合
定冠詞(英語の the にあたる)をつけた場合
Übung 1(S.25)
1. Wir rufen die Kellnerin.
私たちはウェイトレスを呼ぶ。
Ich bestelle eine Tasse Kaffee.
私はコーヒーを(カップ)一杯注文する。
Max bestellt ein× Glas Bier.
マックスはビールを(コップ)一杯注文する。
2. Der Kellner sagt den Gästen: Guten Appetit!
ウェイターは客たちに「召し上がれ」と言う。
3. Der Mann zeigt einer Frau den Weg.
その男は一人の女性に道を教える。
Die Frau dankt dem Mann herzlich.
その女性はその(道を教えてくれた)男性に心から感謝する。
4. Ich kenne die Söhne des Lehrers.
私はその先生の息子たちを知っている。
Die Söhne sind dem Lehrer ähnlich.
その(先生の)息子たちはその先生に似ている。
①のタイプ
Koste mal die Suppe.(女性・4格)
→Koste mal diese Suppe.
Die Gerichte eines Vaters?(男性・2格)
→Die Gerichte meines Vaters?
このように、指示代名詞 dieser や diese や dieses の語尾変化は、実は定冠詞 der や die や das とまったく(或いはほとんど)同じです。
また所有代名詞 mein や dein や Ihr の語尾変化は、不定冠詞 ein や eine とまったく(或いはほとんど)同じです。「私の父」は ein Vater → mein Vater のように考えます。2格以降の eines や einer や einem あるいは einen でも同じことです。ですから、まずは定冠詞と不定冠詞の変化を完璧に憶えましょう。それがすべての基本です。
Übung 1(S.31)
1. Die Verkäuferin trägt eine Brille.
女性店員はメガネをかけている。
Der Verkäufer trägt einen Bart.
男性店員はヒゲを生やしている。
2. Nimmst du Kaffee oder Tee?
コーヒー、それとも紅茶にする?
Ich nehme Tee mit Zitrone.
レモンティーにします。
3. Ich lese eine Zeitschrift.
私は雑誌を読む。
Er liest eine Zeitung.
彼は新聞を読む。
4. Du fährst so schnell.
運転が早過ぎるよ。
Max, fahr[e] doch langsam![不規則ではない]
マクス、ゆっくり走ってくれ。
5. Das Baby schläft hier.
赤ん坊がここで寝てるのよ。
Seid mal ruhig, Kinder![ihr に対する命令]
静かにしなさい子供たち!
主語は es ですが、これは特定の「それ」をさしません。訊ねる相手が3格になっているので、直訳すれば
どの前置詞がどの格を必要とする(日本のドイツ語教育業界では『格支配』といいます)かは、ひとつひとつおぼえていくしかないのですが、名詞といっしょに実際の文例でおぼえるのが一番です(といっても圧倒的に3格か4格で、2格はごく僅か。1格を使う例は絶対にありません)。
多くの前置詞は一種類の格しか使えませんが、上にあげた in のように3格と4格の両方を伴うことのできる前置詞もあります。ただし、どちらでも好きなように使っていいわけではなく、意味の違いがあります。教科書に載っている例を見比べてください。
授業で作った「大学にバスで行く」という例を考えてみましょう。「バス」は男性名詞 der Bus で、大学は女性名詞 die Uni(Universität の略)です。順々に文を作ってみましょう;
ドイツ語で学ぶこうした前置詞の用法は、実は(英語以外の)ヨーロッパの言語にはごく普通に見られる現象です。例えば「前置詞+冠詞」の融合もこんな具合です;
(補足)es gibtの用法
gebenの3人称単数形(不規則変化なので注意!)を用いた es gibt+4格 は「それが~を与える」ではなく、「~がある」という「存在」の表現で使われます。英語でいうThere is...の構文ですが、主語 es は日本語訳にあらわれない形式上の主語です(英語でも学ぶ「形式主語」や「仮主語」といったアレです);
Übung 2(S.41)
1. Ich gehe zu ihr Dann helfe ich ihr beim Kochen.
私は彼女のところへ行く。そして私は彼女の料理を手伝う。
[helfen+3格「~を助ける、手伝う」 4格ではないので注意!]
2. Wir loben ihn. Niemand hasst ihn.
私たちは彼を賞賛する。誰も彼を憎んでいない。
3. Für sie kaufe ich ein Geschenk.
彼女のために私はプレゼントを買う。
You must learn German.
Du musst Deutsch lernen.
Übung 1(S.47)
1. Ich will um 6 Uhr frühstücken.
私は6時に朝食にしたい。
2. Am Montag muss Eri zum Zahnarzt gehen.
月曜日にエリは歯医者に行かなければならない。
3. Du kannst fließend Deutsch sprechen.
君は流暢にドイツ語を話すことができるんだね。
4. Er möchte nichts essen.
彼は何も食べたがらない。
5. Die Frau wird jetzt im Café sein.
その女性は今頃カフェにいるだろう。
ここで普通の文から分離動詞を判別する一例をあげておきます;
Der Zug fährt nach München ab.
①おや?文末の ab って何だろう?
Der Zug fährt nach München ab.
②分離動詞かな?とすると、動詞の本体は fährt だから
Ich fährt nach München ab.
③ということは、分離する前の形は ab + fährt だから
abfährt
④待てよ?この fährt は、人称変化しているはずだから(主語の der Zug は3人称だから)辞書で調べてみると(調べなくても fährt > fahren は憶えておく必要がありますが);
ab|fahren「出発する」
B.再帰用法
たとえば英語でも「私は驚いた」は "I surprised ..." ではなく "I was surprised ..." と受動態で表現します。なぜなら、動詞 surprise は「○○が(何もないのに自分で勝手に)驚く」のではなく「△△が○○を驚かす」という意味の他動詞だからです。つまり、「びっくりする」と自動詞的にするには受動態にする他ないのです。これは interest「○○に興味を起こす」でも同じです。
また「風邪をひく」と英語で表現する場合、"I catch a cold" ですが、ドイツ語では erkälten 「冷やす(形容詞 kalt から派生した他動詞)」を用いて「自分自身を冷やす」→「風邪をひく」と表現します。
このように他動詞的な意味しか持たない動詞の場合、「自分自身」にあたる代名詞(再帰代名詞)を目的語にして表現します。たとえば freuen は「△△が○○を喜ばせる」なので、「私は喜ぶ」とか「私はうれしい」は Ich freue. では不充分です(何もないのに自分で勝手に喜びだす人はいません)。「私が(何かの理由によって)私自身を喜ばす」で
※ 発展 再帰表現は日本語話者には馴染みにくいかもしれませんが、ヨーロッパの言語ではごく普通の用法で、フランス語やイタリア語やスペイン語ではきわめて頻繁に使われます。この辺りのことばに興味がある人は、よく慣れておく必要があります。たとえば「手を洗う」は;
(英語) Peter washes his hands. / Peter washes himself. ピーターは手を洗う。
(ドイツ語) Peter wäscht sich die Hände. ぺーターは手を洗う。
(フランス語) Pierre se lave les mains. ピエールは手を洗う。
(イタリア語) Pietro si lava le mani. ピエトロは手を洗う。
(スペイン語) Pedro se lava las manos. ペドロは手を洗う。
緑色が動詞「洗う」、赤色が再帰代名詞、青色が「手(複数形)」です。いずれも直訳すると「彼は彼自身においてその手を洗う」とでも言うしかありませんが、これが普通なのです。
Übung 1(S.51)
1. Er läd mich zum Tee zu sich ein.
彼は私を(自分の)お茶に誘う。
2. Fährst du mit einem Taxi zurück?
君はタクシーで帰るの?
Nein, ich fahre mit der Straßenbahn zurück.
いや、路面電車で帰るよ。
3. Ich steige jetzt aus dem Zug aus.
私はもう列車から降りる。
Übung 2(S.51)
1. Die Tochter sorgt sich um die Gesundheit ihres Vaters.
娘は父親の健康を心配している。
[ sich4 um~ sorgen「~を心配する」]
2. Ich dusche mich und meine Frau schminkt sich.
私はシャワーを浴び、妻は化粧する。
[ sich4 duschen「シャワーを浴びる」 sich4 schminken「化粧する」]
3. Ich stelle mich vor. Ich heiße Eri Tanaka.
自己紹介します。タナカ・エリです。
[ sich4 vor|stellen「自己紹介する」]
ドイツ語3
第1講/第2講/第3講/第4講/第5講/第6講/第7講/第8講/第9講/第10講/第11講/第12講/第13講/第14講/試験
語幹(変化しません) 語尾(変化します) |
Übungen
[2]
1. Yui, ( kommst ) du aus Japan? Ja, ich ( komme ) aus Japan.
ユイ、君は日本の出身なの?ええ、私は日本の出身よ。
2. ( Sind ) Sie Amerikanerin, Frau Smith? Nein, ich ( bin ) Engländerin.
スミスさん、あなたはアメリカ人(女性)ですか?いいえ、私はイギリス人(女性)です。
3. ( Kommt ) Philipp aus Deutschland? Ja, er ( ist ) Deutscher.
フィリップはドイツ出身ですか?はい、彼はドイツ人です。
4. Nicole ( wohnt ) in Frankreich. Sie ( lernt ) Deutsch.[この sie は前の Nicole を指す「彼女」]
ニコルはフランスに住んでいる。彼女はドイツ語を習っている。
Und einen Kaffee bitte!
「(思いついて)(何でもよい、不特定の)コーヒーもください」
※ den Kaffee... だと「(目の前にある)そのコーヒーください」の意味。
Übungen
[1]
1. Was ( kaufen ) Sie? Ich ( kaufe ) ( einen ) Kugelschreiber.
2. ( Kennst ) du ( den ) Roman?
[昨年度学んだ助動詞 können と混同しないこと。kennen は規則変化動詞]
3. Ich ( brauche ) ( ein ) Wörterbuch.
[日本語では「辞書が」だが、1格ではない。
「辞書を必要とする」なので4格]
4. Er ( versteht ) ( die ) Sprache.
[日本語では「その言葉が」だが、この die Sprache は1格ではない。「その言葉を理解する」なので4格]
Übungen
[2]
(テレビ)
Der Fernseher kostet 300 Euro (dreihundert Euro).
(CDプレーヤー)
Der CD-Spieler kostet 19,95 Euro (neunzehn Euro fünfundneunzig).
(自動車)
Das Auto kostet 10000 Euro (zehntausend Euro).
(携帯電話)
Das Handy kostet 41,60 Euro (einundvierzig Euro sechzig).
「~がある」の表現 es gibt ..... ふたたび。注意点は二つ;
①「もの」は主語ではなく目的語なので必ず4格にすること。例えば「コンピュータ(ein Computer)がある」は ×Es gibt ein Computer. ではなく ○Es gibt einen Computer. です。男性名詞では1格と4格の形が違うので、特に注意が必要です(女性名詞や中性名詞は1格と4格の区別がないので、あまり気にしなくてよろしい)。
②現実の文では(『定動詞2位』の原則を守るために)しばしば ...gibt es... となります。
Es gibt etwa 120.000.000 Einwohner in Japan. 【主語+動詞+目的語+副詞】
「約1億2千万の住民が日本にあります」→「日本の人口は約1億2千万です」
In Japan gibt es etwa 120.000.000 Einwohner. 【副詞+動詞+主語+目的語】
「日本には約1億2千万の住民があります」(同上)
Übungen
[2]
1. Die Studentin ( schläft ) immer nur fünf Stunden.
その女子学生はいつも5時間しか寝ない。
2. Philipp ( liest ) gern Kriminalgeschichten.
フィリップは推理小説を読むのが好きだ。
3. Frank ( fährt ) morgen nach Berlin.
フランクは明日ベルリンへ行く。
4. Er ( nimmt ) den Zug um acht Uhr.
彼は8時に列車に乗る。
5. Was (isst ) du gerne?
何を食べるのが好き?
(参考)のぞいてみよう;
Übungen
[1]
(参考に、それぞれのオリジナル言語の訳をつけておきます)
1. Csilla spricht Ungarisch.
(Csilla beszél magyarul.)
チラはハンガリー語を話す。
2. Francesca spricht Italienisch.
(Francesca parla in italiano.)
フランチェスカはイタリア語を話す。
3. Wolfgang spricht Deutsch.
ヴォルフガングはドイツ語を話す。
4. Nicole spricht Französisch.
(Nicole parle français.)
ニコルはフランス語を話す。
Übungen
[1](解答例)
1. Ich fahre zur Uni mit dem Bus.
私は大学にバスで行く。
2. Er kommt aus dem Haus.
彼は家(の中)から出てきた。
3. Sie lernt Englisch ohne den Lehrer.
彼女は教師なしで英語を勉強する。
4. Ich habe dieses Buch seit einer Woche gelesen.
この本を一週間前から読んでいる。[現在形でもよい]
5. Ich gehe heute in die Stadt.
私は今日町に行く。
(参考)のぞいてみよう;
Übungen
[3]
1. Yui isst viel Gemüse, weil das gesund ist.
ユイが野菜をたくさん食べるのは、それが身体にいいからだ。
2. Ich weiß nicht, ob er heute zur Uni kommt.
彼が今日大学に来るかどうかは知りません。
3. Sie sagt, dass die Kinder gegen Mittag nach Hause kommen.
彼女は、子供たちが昼ごろにはうちに帰ってくると言っている。
4. Obwohl er Hausaufgaben hat, spielt er mit dem Computer.
彼は宿題があるにもかかわらず、コンピュータで遊んでいる。[後半も動詞が移動していることに注意!]
[複数]
Der Magen tut mir besonders weh.
weh tun「痛くする」で、直訳は「胃が私に痛いことをする」。
少々まわりくどいようにも見えますが、英語で「彼の手を取る」を take him by hand と表現するのと同様です( take his hand は「手」に特に焦点が当たっている場合のみで、普通は言わない)。
Legen Sie sich bitte auf die Liege.
sich legen「自身を横たえる」→「横になる」(liegen)
英語の lie(自動詞)- lay(他動詞)の関係と同様です(もっとも英語で lay oneself とはおそらく言いませんが)。
Ich verordne Ihnen Medikamente.
「あなたに薬を処方します」
Übungen
[1]
1. Ich gehe mit ihr zu ihm.
私は彼女(学生)を連れて彼(先生)のところに行く。
2. Ihm gefällt es sehr gut.
彼(フィリップ)は、それ(写真)が気に入っている。
[要注意! gefallen+3格「~の気に入る」の構文で、「写真」が主語になっている。従って Philipp は3格であり、主語ではない]
3. Sie gibt ihm ihn.
彼女(先生)は その子に それ(ボールペン)をあげる。
Übungen
[2]
1. Ich interessiere ( mich ) für die Umweltpolitik.
私はドイツの環境政策に興味がある。
2. Wir freuen ( uns ) auf die Sommerferien.
私たちは夏休みを楽しみにしている。
3. Erinnerst du ( dich ) noch an den Professor?
君はまだあの先生を憶えているかい?
[3]
1. Der Titel des Buches ist "Die Verwandlung".
この本の題名は(フランツ・カフカの)『変身』です。
2. Der Vater des Kindes ist groß.
その子供の父親は背が高い。
3. Die Tür des Hauses ist kaputt.
あの家の扉は壊れている。
最初のフィリップのセリフでは、「ひと」が3格、その身体部位が前置詞 mit と共に用いられています。
Übungen
[1][省略]
[2]
1. Ich schenke meiner Tochter dieses Buch zum Geburtstag.
私は娘の誕生日に本を贈る。
2. Jedes Kind kennt dieses Märchen.
どの子もこのお話を知っている。
3. Welchen Tag haben wir heute? Heute ist Dienstag.
今日は何日?火曜日です。
4. An diesem Wochenende geht Sabine mit ihrem Freund ins Kino.
今週末ザビーネは彼氏と映画に行く。
ドイツ語2
第1講/第2講/第3講/第4講/第5講/第6講/第7講/第8講/第9講/第10講/第11講/第12講/第13講/第14講/試験
Übung 1(S.57)
1. Die nette Empfangsdame hat blondes Haar und grüne Augen.
その素敵な受付嬢はブロンドの髪と緑の眼(複数形)をしている
2. Wem gehört dieser schwarze Mantel?
この黒いコートは誰のですか?
Er gehört der jungen Frau dort.
それはあそこにいる若い女性のものです。
3. Ich schreibe meiner Verwandten einen langen Brief.
私は自分の親戚に長い手紙を書く。
[ der/die Verwandte「親戚」 < verwandt(形)「血縁の、近縁の」]
4. Die Krankenschwester kümmert sich um den Kranken, denn er hat hohes Fieber.
看護婦はその病人のことが心配だった。高熱があったからだ。
[ der/die Kranke < krank(形) hoh- < hoch「高い」(不規則変化に注意!) kümmern sich um+4格「~のことを気にかける」]
(おまけ)Er hat etwas sehr Wertvolles gestohlen…Ihr Herz!
[形容詞 wertvoll → ein wertvolles Ding → ein Wertvolles と中性名詞化している ]
①規則変化動詞の過去形は「語幹-te」
②不規則なものもある
英語と違うのは次の二点;
③英語ほど頻繁には使われない:特に会話の場合
(ドイツ語では『過去』を現在完了形であらわすことが多い。詳しくは Lektion 9 で学びます)
④現在形と同様、人称変化する
④で「えー変化するのかよ」と思ったそこのあなた、それはとんだおかどちがいです。もともと英語だって動詞の過去形は人称変化していました(見方を変えれば、ヨーロッパの言語の中で現代英語が突出して単純化しているのです)し、そもそも過去形の人称変化は現在形のそれより簡単です;
lernen → lern- → lernte 【英語 learn → learned ※イギリス英語では learnt 】
現在形 | 過去形 | |
lerne | lernte | |
lernst | lerntest | |
lernt | lernte | |
lernen | lernten |
ご覧の通り、過去形の1人称と3人称にはあらためて語尾をつける必要がありません。
不規則変化の例もいくつかあげておきましょう;
kommen → kam 【変わっているのは語幹母音 -a- 。英語 come → came 】
現在形 | 過去形 | |
komme | kam | |
kommst | kamst | |
kommt | kam | |
kommen | kamen |
fahren → fuhr 【変わっているのは語幹母音 -a- 】
現在形 | 過去形 | |
fahre | fuhr | |
fährst 【×fahrst】 | fuhrst | |
fährt 【×fahrt】 | fuhr | |
fahren | fuhren |
sein → war 【英語 was または were 】
現在形 | 過去形 | |
bin | war | |
bist | warst | |
ist | war | |
sind | waren |
haben → hatte 【 habte ではない。英語 have → had 】
現在形 | 過去形 | |
habe | hatte | |
hast 【×habst】 | hattest | |
hat 【×habt】 | hatte | |
haben | hatten |
一方、ドイツ語の動詞の過去分詞はいろんな点で英語のそれと同じです。つまり;
①「完了」と「受動態」の文をつくるのに使う(次回以降学びます)
②規則変化動詞の過去分詞は「ge-語幹-t」
③案の定、不規則なものもある
ところで、分離動詞 auf|stehen や ein|schlafen の場合はどうなるかというと;
英語の現在完了は「have+過去分詞」ですが、ドイツ語でもたいてい「haben+過去分詞」です。
あらためて、現在完了形のポイントを二つ、いや三つ;
①過去分詞は常に文末
②いつも haben +過去分詞とは限らない。sein +過去分詞の場合もある。
③haben や sein の人称変化も忘れずに!
Übung 1(S.63)
1. Ich lachte laut und du lachtest auch laut.
私が笑い、君も大声で笑った。
Wir lachten zusammen viel.
私たちは一緒に大笑いした。
2. Warst du schon einmal in Deutschland?
君はドイツに行ったことがあるかい?
Nein, ich hatte keine Gelegenheit.
いいえ、機会がなかったんです。
3. Max gang gestern in die Kneipe.
マクスは昨日、酒場に行った。
Er wollte viel trinken.
彼はたくさん飲みたかった。
Zuerst bestellte er einen Krug Bier.
まず彼はビールを一杯注文した。
4. Während die Frau kochte, las ihr Mann einen Kriminalroman.
妻が料理をしている間、(彼女の)夫は推理小説を読んでいた。
[動詞の語順に注意!文の二番目になっていない]
5. Zu Hause gaben wir eine Party.
家で私たちはパーティをした。[ Party gebenパーティをする]
Eri brachte uns eine Flasche Sekt mit.
エリが私たちにボトルのシャンパンを持ってきてくれた。
Übung 1(S.67)
1. Zum Frühstück habe ich Brötchen gegessen.
朝食に私はパンを食べた。
Dazu habe ich eine Tasse Tee getrunken.
それから紅茶を一杯飲んだ。
Dazu bin ich zur Schule gegangen.
それから学校に行った。[ zur / in die Schule gehen学校に行く]
2. Wir haben Anna besucht.[×gebesucht]
私たちはアナを訪ねた。
Anna hat Spagetti für uns gekocht.
アナはスパゲッティを私たちのために茹でてくれた。
3. Meine Eltern sind in Urlaub gefahren.
私の両親は休暇に行った。
Aber ich bin zu Haus geblieben.
でも私は家にいた。
4. Was hast du in den Ferien gemacht?
君は休暇中に何をしていたの?
Ich bin nach Spanien gereist.
私はスペインに旅行していました。
5. Mein Sohn ist sofort eingeschlafen.[×geeinschlafen]
私の息子はすぐ眠ってしまった。
Er hat fest geschlafen.
彼はぐっすり眠っていた。
[ schlafenはhaben動詞だが、分離動詞ein|schlafenはsein動詞]
形容詞の比較級と最上級の作り方は英語と同じです。不規則なものがある点も英語と同じです。ただし、これらも形容詞であることに変わりはないので、うしろにくる名詞に合わせて語尾変化します。形容詞自体が名詞化する点も同様です。詳しくは教科書S.55~57またはここ或いはここで復習すること。
最上級の am ____sten は固定された形で頻繁に用いられます。おぼえておくと便利でしょう。ちなみに am=an+dem です、念のため。
Übung 1(S.73)
1. Meine Mutter kocht besser als ich.
母は私より料理が上手い。
2. Eri ist fleißiger als du.
Sie ist am fleißigsten in unserer Klasse.
エリは君より勤勉だ。彼女はクラスで一番勤勉だ。
3. Seine Schwester hat ein neueres Auto als er.
彼の姉/妹は彼[の自動車]よりも新しい自動車を持っている。
4. Es regnet immer stärker.
雨はますます強くなる。
Ich lerne Deutsch, um nach Deutschland in die Zukunft zu fahren.
「将来ドイツへ行くためにドイツ語を習う」(目的)
Übung 2(S.73)
1. Er hat den Plan, nach Italien zu fliegen.
2. Er ist nach Italien geflogen, ohne uns ein Wort zu sagen.
(A) Der Mann ist ihr Onkel. その男性は彼女のおじです。
(B) Der Mann spricht mit Anna. その男性は(1格)アナと話している。
(A)と(B)をつなげて(或いは(A)の中に(B)を埋め込んで)
「[アナと話している]その男性は彼女のおじです」
としたい場合、ドイツ語では次のようにします;
①修飾節になる(B)の文から、(A)と重複する語を削る。ただし冠詞だけは残す。これが関係代名詞になります;
der Mann spricht mit Anna
↓
②その関係代名詞を先頭に移動させる(この場合は最初から先頭ですが);
der spricht mit Anna
↓
③動詞 spricht を文末に移動させる(何だかドイツ語ではよくある話ですね);
der mit Anna spricht
↓
④これで修飾節(関係節)は完成したので、そのまま先行詞となる(A)の der Mann のすぐうしろの場所に挿入する;
Der Mann, der mit Anna spricht, ist ihr Onkel.
この時、先行詞と関係節はコンマで区切ります。
もう一つ、今度は名詞の「格」を変えて練習してみましょう;
(A) Der Mann ist ihr Onkel. その男性は彼女のおじです。
(B) Du hast den Mann gestern gesehen. 君はその男性を(4格)昨日見た(現在完了)。
では (A)と(B)をつなげて
「[君が昨日見た]その男性は彼女のおじです」
という意味の文にしましょう;
①修飾節になる(B)の文から、(A)と重複する語を削る。ただし冠詞だけは残す。これが関係代名詞になります;
du hast den Mann gestern gesehen
↓
②その関係代名詞を先頭に移動させる;
den du hast gestern gesehen
↓
③動詞 hast を文末に移動させる(過去分詞 gesehen を移動させないこと!);
den du gestern gesehen hast
↓
④これで修飾節(関係節)は完成したので、そのまま先行詞となる(A)の der Mann のすぐうしろの場所に挿入する;
Der Mann, den du gestern gesehen hast, ist ihr Onkel.
先行詞と関係節をコンマで区切って、出来上がりです。
関係代名詞で導かれる文節(関係節、或いは修飾節)を文の中に埋め込む構造は英語と同じですが、次の点で英語と大きく異なります;
Übung 1(S.77)
1. Kennst du die Frau, die auf der Bank am Brunnen sitzt?
噴水のそばのベンチに座ってる女性を知ってるかね?
2. Kennst du die Frau, der er geholfen hat?
彼が助けた女性を知ってるかね?[ helfen+3格 「~を助ける、手伝う」]
3. Der Mann, den ich liebe, kocht gern.
私の好きな男性は料理好きです。
4. Der Mann, dessen Tochter Ärztin ist, ist immer stolz auf sie.
娘が医者だというその男は、いつも娘のことを誇りにしている。
5. Der Junge, mit dem ich heute Fußball spiele, heißt Leon.
私が今日いっしょにサッカーをした少年は、名前をレオンという。[前置詞+関係代名詞]
6. Wer viel Geld hat, ist nicht immer glücklich.
金持ちが幸せとは限らない。
7. Es gibt hier nichts, was ich nicht essen kann.
ここには、私が食べ[ら]れるものが何もない。
Man spricht Deutsch in Österreich.
「(人は)オーストリアではドイツ語を話す」
→Deutsch ist in Österreich gesprochen.
「ドイツ語はオーストリアで話される」( gesprochen < sprechen )
受動態 werde/wirst/wird/werden ...... 過去分詞
状態受動 bin/bist/ist/sind ...... 過去分詞
②動詞の現在分詞。英語では動詞を -ing 形にすれば crying baby のように名詞を修飾する形容詞のように使うことができます(cry baby じゃダメなわけですよ英語は)。こうした「形容詞化した動詞」を「分詞」といいますが、ドイツ語では 原形+d で現在分詞になります。教科書の Die Kinder sind lachend gekommen.「子供たちが笑いながらやってきた」ではそのままですが、名詞 Kinder を修飾して「笑っている子供たちが」としたい場合は die lachenden Kinder です。この理由がわからない人は、Lektion 8 を復習しましょう。
Übung 1(S.83)
1. In Östrereich wird Deutsch gesprochen.
オーストリアではドイツ語が話されている。
2. Der Unterricht wird durch den Lärm gestört.
授業が騒音で邪魔される。
3. Der Mikrowellenherd wird vom Ingenieur repariert.
電子レンジは技師に直してもらった。
4. Eri wird vom Studenten zum Tee eingeladen.
エリはその学生にお茶に誘われた。[ Studenten は Student の3格]
5. Sonntags wird nicht gearbeitet.
日曜日は働かない。[主語がない文ですが、ドイツ語では可能です]
ドイツ語4
第1講/第2講/第3講/第4講/第5講/第6講/第7講/第8講/第9講/第10講/第11講/第12講/第13講/第14講/試験
Übungen
[1][後半の文が不定詞句になる時、主語が消えることに注意!]
1. Es ist wichtig, viel Gemüse zu essen.
「野菜を沢山食べることは大事です」
2. Ich freue mich darauf, diesen Sommer nach Deutschland zu fliegen.
「今年の夏にドイツへ行く(飛ぶ)のを楽しみにしている」
[darauf「それについて」の「それ」は後半の不定詞句全体をさす]
[2]
1. Yui macht das Fenster auf, um Luft zu nehmen.
「ユイは窓を開けて空気を入れる」
2. Wann kommt der ICE aus München in Berlin an?
「ミュンヒェン発のICEはベルリンにいつ着きますか?」
3. Heute Abend rufe ich dich an.
「今夜、あなたに電話するわ」
Übungen
[3]
1. Thomas hat am Wochenende vor, ans Meer zu fahren.
「トーマスは週末に海に行くつもりです」
2. Sabine hat am Wochenende vor, einen Kuchen zu backen.
「ザビーネは週末にケーキを焼くつもりです」
3. Yui hat am Wochenende vor, eine Hausarbeit zu schreiben.
「ユイは週末にレポートを書くつもりです」
4. Philipp hat am Wochenende vor, mit dem Fahrrad zum Wannsee zu fahren.
「フィリップは週末に自転車でヴァンゼーに行くつもりです」
Übungen
[1]
1. Das Kind kann nicht schwimmen.
「その子は泳げない」
2. Das muss wahr sein.
「それは本当に違いない」
(英語でも must=「ねばならない」と機械的に暗記していると、訳を間違えますよ!)
3. Hier darf man nicht rauchen.
「ここは禁煙です」
4. Möchten Sie Kaffee trinken?
「コーヒーをお飲みになりますか?」
5. Sie will im Ausland studieren.
「彼女は外国で勉強したがっている」(英語の will とは意味が違います)
6. Soll ich das Fenster aufmachen?
「窓を開けましょうか」(auf|machen = öffnen「開く」)
7. Es wird bald regnen.
「もうすぐ雨だ」(ドイツ語の werden は英語の will 同様、「単純未来」をあらわす)
Übungen
[2]
1. Ich habe das Buch schon drei Mal gelesen.
「私はその本をもう三回も読んだ」
2. Hat er schon seine Hausarbeit geschrieben?
「彼はもう宿題を書き上げたかい?」
3. Sie hat am Seminar teilgenommen.
「彼女はゼミに参加した」
4. Wissen Sie, ob er nach Deutschland geflogen ist?
「彼がドイツに出発したかどうか、ご存知ですか?」
[注意!接続詞 ob で始まる従属節なので語順が変わっている。教科書S.19を見よ]
①冠詞もなにもないとき
guter Mann |
gute Frau |
gutes Buch |
gute Leute |
|
guten Mannes |
guter Frau |
guten Buches |
guter Leute |
|
gutem Mann |
guter Frau |
gutem Buch |
guten Leuten |
|
guten Mann |
gute Frau |
gutes Buch |
gute Leute |
②不定冠詞( ein )があるとき または所有代名詞( mein, dein, sein, Ihr, ..... )があるとき
ein guter Mann |
eine gute Frau |
ein gutes Buch |
meine guten Leute |
|
eines guten Mannes |
einer guten Frau |
eines guten Buches |
meiner guten Leute |
|
einem guten Mann |
einer guten Frau |
einem guten Buch |
meinen guten Leuten |
|
einen guten Mann |
eine gute Frau |
ein gutes Buch |
meine guten Leute |
③定冠詞( der )があるとき または指示代名詞( dieser, jener, ..... )があるとき
der gute Mann |
die gute Frau |
das gute Buch |
die guten Leute |
|
des guten Mannes |
der guten Frau |
des guten Buches |
der guten Leute |
|
dem guten Mann |
der guten Frau |
dem guten Buch |
den guten Leuten |
|
den guten Mann |
die gute Frau |
das gute Buch |
die guten Leute |
Übungen
[2]
1. Sie schreibt ihrer alten Mutter 【女性名詞・3格・不定冠詞類(所有代名詞 ihr は ein と同変化)】
einen langen Brief. 【男性名詞・4格・不定冠詞(ein)】
「彼女は、彼女の年老いた母親に長い手紙を書く」
2. Ich trinke gern deutsches Bier 【中性名詞・4格・冠詞なし】
und französischen Wein. 【男性名詞・4格・冠詞なし】
「私はドイツのビールとフランスのワインを飲むのが好きだ」
3. In diesem großen Garten 【男性名詞・3格・定冠詞類(指示代名詞 dieser は der と同変化)】
blühen viele schöne Blumen. 【複数名詞・1格・冠詞なし】
「この大きな庭にはたくさんの美しい花が咲いている」
[3]
1. Japan ist größer als Deutschland, aber kleiner als Frankreich.
「日本はドイツより大きいが、フランスよりは小さい」
2. Der Fuji ist der höchste Berg in Japan.
「富士は日本一高い山です」
3. Die älteste Universität in Deutschland ist die Universität Heidelberg.
「ドイツ最古の大学はハイデルベルク大学です」
(A) Das ist Thomas, unser neuer Mitbewohner. こちらはトーマス、僕らの新しい同居人さ。
(B) Der Mitbewohner wohnt seit einer Woche hier. その同居人は(1格)一週間前からここに住んでいる。
(A)と(B)をつなげて(正確には、(A)の中に(B)を埋め込んで)
「こちらはトーマス、[一週間前からここに住んでいる]僕らの新しい同居人さ」
としたい場合、ドイツ語では次のようにします;
①修飾節になる(B)の文から、(A)と重複する語を削る。ただし冠詞だけは残す。これが関係代名詞になります;
der Mitbewohner wohnt seit einer Woche hier
↓
②その関係代名詞を先頭に移動させる(この場合は最初から先頭ですが);
der wohnt seit einer Woche hier
↓
③動詞 wohnt を文末に移動させる;
der seit einer Woche hier wohnt
↓
④これで修飾節(関係節)は完成したので、そのまま先行詞となる(A)の Mitbewohner のすぐうしろの場所に挿入し、先行詞と関係節をコンマで区切ります;
Das ist Thomas, unser neuer Mitbewohner, der seit einer Woche hier wohnt.
(A) Das ist eine traditionelle japanische Puppe. これは伝統的な日本の人形よ。
(B) Die Puppe soll Glück bringen. その人形は(1格)幸運を運んでくると言われる。[助動詞 sollen の訳に注意!]
(A)と(B)をつなげて
「これは[幸運を運んでくると言われる]伝統的な日本の人形よ」
としたい場合、ドイツ語では次のようにします;
①修飾節になる(B)の文から、(A)と重複する語を削り、冠詞だけを残す;
die Puppe soll Glück bringen
↓
②その関係代名詞を先頭に移動させる(この場合も最初から先頭ですが);
die soll Glück bringen
↓
③動詞 soll を文末に移動させる(bringen の方ではないので注意);
die Glück bringen soll
↓
④これで修飾節(関係節)は完成したので、そのまま先行詞となる(A)の Puppe のすぐうしろの場所に挿入し、先行詞と関係節をコンマで区切ります;
Das ist eine traditionelle japanische Puppe, die Glück bringen soll.
なお、「これは伝統的な日本の人形で、幸運を運んでくると言われているの」という風に、関係節の訳は後回しでもかまいません。授業でも強調したように、自然な日本語訳をこころがけましょう。
もう一つ大事なのは「どうして知ってるの?」の表現。「どうして」だからといって ×Warum weißt du ...? ではありません。Woher weißt du ...?(直訳;どこから知ったの?)です。
Übungen
[1]
1. Wie heißt die Stadt, in der sie wohnt?
「彼女が住んでいる町は何というのですか?」
2. Der Film, den wir gestern gesehen haben, war sehr interessant.
「我々が昨日見た映画は面白かった」
3. Wo ist die Firma, bei der der Mann arbeitet?
「その男が働いている会社ってどこ?」
4. Ich kenne eine Studentin, deren Vater Japaner ist und deren Mutter Deutsche ist.
「父親が日本人で母親がドイツ人の学生を知っている」
[2]
1. Lies dieses Buch!
「この本を読め」
2. Trink nicht so viel!
「飲み過ぎるな」
3. Kommt pünktlich!
「(君たち)時間通りに来いよ」
4. Seien vorsichtig!
「気をつけてください」
(1998年度講義概要 はありません)
1999年度講義概要
2000年度講義概要
2000年度期末試験
2001年度講義概要
2001年度期末試験
2002年度講義概要
2002年度期末試験
2003年度講義概要
2003年度期末試験
2004年度講義概要
2004年度期末試験
2005年度講義概要
2005年度期末試験
2006年度講義概要
2006年度期末試験