イスマイル・カダレ「怪物」

I


 町から数マイル離れた郊外の広い空き地に、一台の大きなワゴン車がうち棄てられていた。金属部分は長い年月の間にはがれ落ち、今では木で組まれた車体部分しか残っていなかった。その部分は、四本の短い杭の上に載せられて、しっかりと据え付けられ、地面にしがみついていた。まるで誰かが、空き地の埃と湿気から木製の車体を守るためにそうしたかのようだった。晴れた日には、そのワゴン車は町の家々のテラスや二階からもはっきりと見ることができたが、夜のとばりが降りた後や、空き地が霧に包まれた時は、ワゴン車はそこになかったかのように、かき消えてしまうのだった。この十月では特にそうだった。
 実際、この車が姿をあらわしてからそれほど時間もたっておらず、最初のうちは、どこからそれが来たのか、そして誰がそれをこの空き地に置いていったのか、誰にもわからなかった。誰も気付かないまま長い時間が経過していたが、春になって、ピクニック(それは時がたつほどに、思い出の中で賑わいを増していくようなピクニックの一つだったのだが)に出かけた人たちは、そのうち棄てられたワゴン車の中に、たちの悪い連中が隠れているのではないかと疑っていた。


II

 十月の或る日(それは、一つの季節が後に『誰それの人生の中で最も重大な季節』と呼ばれる理由になり得るような、類稀なる日々の一つだったのだが)、大学で哲学を専攻するゲント・ルヴィナは、アルバニアとソヴィエト連邦との政治的断絶のためにモスクワから戻ってから、言語・文学部二年のヘレナという女性と知り合った。
 本当は彼女の名はレナといって、アルバニアの農村部の、小さな町の出身だったのだが、「トロイの木馬」という映画が上映されてからというもの、彼女と同じレナという名の金髪女性を見た町の子供たちが「トロイのヘレナ」と呼ぶようになってから、そうなったのである。
 二人が知り合ったのは、大学に入学した年に夜毎催されていたダンスパーティの場であった。ティラナの大学生たちは、留学生活を中断させられた仲間たちに遺憾の念を込めて、プラハからの帰還組にはプラハ派、ワルシャワからの帰還組にはワルシャワ派、などといった風に呼んでいた。彼らは夜毎集まっていたが、留学帰還組の連中はその哀愁と飾り気のなさのゆえに女性たちをモノにするのが常で、他の学生たちはあとになってそれを悔しがることがたびたびであった。
 ゲント・ルヴィナはまず最初、レナの金髪に魅きつけられた。彼はその髪に、モスクワで自分が知り合った女性を思い出していた。それで彼女に一層注目し、とりわけ一緒に踊ることにこぎつけた時には、すっかり彼女のことが好きになっていた。彼女は背が高く、細身で、その瞳の中には何かしら不可解なものが見えていたが、それでも彼女の眼はこの上なく甘美なものだった。
 最初に知り合った時、彼は、大学に戻れなくなった留学生である自分の立場を最大限に利用して、稀少な鉱物のようにことばを選びながら、オーケストラが感傷的なリズムを奏でるホールの中、いわゆる「失われた新しい世代」の落とし子とでもいった風で、その初対面の彼女に接した。そしてダンスの曲が変わると、外へ出て秋の夜の月を見ないかと彼女を誘った。すると、驚いたことに彼女は彼の誘いを受け入れたらしく、何も言わずに先に出口へと向かった。緒戦でたやすく勝利したことに気を良くした彼は、外へ出るなり彼女の肩に手をまわし、彼女の髪を愛撫した。すると、驚いたことに、彼女はまったく拒むそぶりも見せず知り合ったばかりの男性に唇を許したばかりか、彼の頬に両手をまわし、自分から唇を求めてきた。
 自分が留守にしている間に、この国の女子も進歩したものだな。ゲント・ルヴィナは、かくもたやすくうまくいったことに意表をつかれながらも、そう思った。彼は彼女を抱き寄せたが、その時、彼女の口づけに何かしら普通でないものを感じた。それは、痛み、後悔、あるいは何かで引き裂かれるような感じだった。
 彼女の金色の髪にその悲しみをもっと感じられるように、さらによく聴き取れるように、よく見えるようにと、彼は彼女の頭に自分の頬を押しつけた。するとふいに、彼女の悲しみ、彼女の痛みが自分とは何の関係もなく、自分がたまたまその場にいるだけのように思えてきて、彼女の金色の髪さえも自分にとってはまったくよそよそしいものであるように思えてきた。 それまでうまくいったと喜んでいたのが、急にさめていった。
「どうかしたの?」 彼は尋ねた。
 彼女が何も答えなかったので、彼は不安になった。それでまた彼女を抱きしめようとしたが、彼女は彼から離れると、ダンスパーティがおこなわれている建物の入口へと急ぎ足で去ってしまった。他の場面だったらそれも、女性にありがちな気まぐれに見えたのだろうが、今は本当に彼女が自分のもとを去ってしまったように思われた。
 少ししてから、彼は騒々しいホールの中でどうにかもう一度彼女を見つけ出したが、それはとても困難なことだった。あちこちでダンスに誘われたからだった。せめて彼女の方を見つめていようとしたが、彼女の視線はこちらをちらりと通り過ぎただけで、しかもその瞳にはあの痛みが、あのよそよししさが残っているばかりだった。それで彼はふと、ついさっき秋の月の下で起こったことは単なる偶然でしかなくて、彼女の痛みや苦しみやその他のすべては、自分には及びもつかないことに連なっているのではないかという気になった。せめてもう一度彼女と話したかったが、それは、かないそうもないことだった。
 だがようやく、彼は彼女をつかまえた。
「僕と踊ってくれると思ってたのになあ。どうしていなくなるんだい?」
彼は尋ねた。
「そう?」
彼女は心ここにあらずといった風で答えた。
「外では全然別人みたいだったのに」
 彼女は彼の方をちらりと見た。彼は、彼女がついさっき外で起こったことを忘れてしまったのではないかと思った。今となっては、彼女のとらえどころのない微笑みも、その他のあらゆることさえもが、謎めいたものに思えてきた。
「今度は、どこで会えるかな?」
彼は尋ねた。
「会いっこないわよ」
彼女は答えた。
 それで彼は顔を曇らせた。
「あなた、自分が何様のつもりだと思ってるの?」
 彼女は唇を動かしたが、それはまるでこう言っているかのようだった。「何をしようと思っているのかしら、この私に?」確かに、そう言っているように感じられた。
「どこで会えるかな?」
彼はもう一度尋ねた。
「どこでもないわ」
それが返事だった。
 彼は神経がどうにかなりそうだった。おかしくなってしまいそうな気分だった。
「もう疲れたの」
そう言って、彼女は彼のもとを立ち去ろうとしたが、彼はその腕をつかんで離さなかった。
「ほっといてよ」
「どこで会えるんだ」
彼はみたび尋ねた。声が上ずっていた。
 彼女は彼の顔をちらりと見たが、すぐに眼をそらした。
「再来週、婚約するのよ私。来たいのなら婚約式のパーティに来ればいいわ」 彼女は言った。
 その瞳には、傷つけるような冷酷さと、ある種の怒りと、のみならずあからさまな蔑みがあった。
 彼はすっかり混乱した状態で彼女を見つめていたが、またしても驚かされたことに彼女は、半ば馬鹿にしたように、そして半ば思いつきのような口ぶりで、その婚約式がおこなわれる家の住所を彼に教えたのだった。
「おかしな話だ」
家に帰ってからも彼は、何度となくそうつぶやいた。
 それからしばらくは、ありふれた想像の日々が過ぎた。
「勉強を続けようと思って国の外へ出ても、誰であれその希望はしぼんでしまうのだろう」
 それから、ほとんど信じがたいことであったダンスパーティの夜と、あの不可解な彼女のことを思い出しもした。
 きっと彼女は自分をかついでいたのだ。そう思って彼はある日、言語・文学部にいる自分の友人の一人に、二年生でレナという名の女子を知らないかと尋ねてみた。
「金髪の美人かい?」
友人は言った。
「うん。彼女なら、今度の日曜日に婚約することになっている。学部の連中も婚約式に呼ばれているよ」
「恋愛結婚かな?」
ゲントは尋ねた。
 するとその友人は肩をすくめてみせた。
「そうは思わないね。おそらくあれは、半分は直接知り合ったようなものだが、半分は見合いみたいなものだろう。娘が大学に入る前に手を打っておこうということで、そういうことをする家庭もあるのさ」
 その後、レナの婚約式の日、ゲント・ルヴィナはある出来事によって思いもかけず英雄となった。外国へ行けることを期待していた学生たちの誰もがそのことを、誇り高きあの秋の出来事として、そして自分たちがしばしば思われているような置き去りにされた存在ではなく、真にこの時代の騎士であるということの証しとして、思い出すのだった。 要するに、その婚約式の席で起こったことは、今日の時代ではまずめったに起こらないようなことであって、もっぱら、古いバラードで歌われるいにしえの花嫁強奪の一幕を想い起こさせるような出来事だったのだ。
 ゲント・ルヴィナは実際、そのアパートへ行った。三部屋あって、そこではダンスパーティがおこなわれていた。彼が入っていっても、招待された学生たちが大勢ひしめき合う中では、特に注目を集めることはなかった。 ただ彼女が、レナだけが、前にも増して輝くばかりに美しく、遠くから彼に微笑んでいた。それはまるでこう言っているかのようだった。
「本当に来たの?」
 それから起こったことはまるで、夢の中とふざけた騒ぎの狭間を揺れ動いているようだった。二人は、一緒に踊っていた。レナの友人、おそらく高校時代の同級生が、半ば酔っ払いながらはやしたてていた。
「おお、レナよ、おお、トロイのヘレナ!」
「そんな風に高校でも呼ばれてたの?」
ゲント・ルヴィナは踊りながらそう尋ねた。彼女は「そうよ」という風に首を動かしてみせた。それで彼は尋ねた。
「君は気に入ってた?」
 もし他の女性が彼女の立場だったら否定するか、鼻で笑って済ませたことだろう。ところが彼女は、にこりともせずにこう答えた。
「そうよ!」
 ゲントの頭の中に、あのダンスパーティの夜の口づけの記憶がよみがえった。それはまるで、月の上で起こったことのように、実体のないことに思われた。
「トロイのヘレナなら、連れ去られないとそれに気付かない」
彼は笑いながら言った。
[訳注;ヘレネーはスパルタ王メネラーオスの妻であった時、パリスによってトロイアへ連れ出された。伝説により誘拐されたとも、すすんで同行したとも言われる]
「だろ?」
すると彼女は悲しげに微笑んだ。
「わかってるわ。だから私はただのレナよ」
「君はヘレナになるつもりなのか?」
「じゃあ私を連れ去るのは誰?」
彼女の瞳に、あのダンスパーティの夜に見たのと同じ蔑みと怒りが再びあらわれた。しかし今は、彼にもその理由がちょっとだけわかるような気がした。
「でも頭に来てたのよ」
それから彼女は彼にそう言った。
「両親はもちろんだけど、他の人たちも、学部の友達も、この世の男という男も、みんな私にこんな、愛のない婚約をさせたのにね-で、そうね、私を連れ去るのは誰?」
彼女は苦々しげな声で、自分の言ったことを繰り返した。
「今どきそんな勇者がいるかしら?」
 それからまた、おふざけと焦燥感の間のような状態が続いたが、そこは、彼女の婚約者のいるところからは二歩ほどしか離れていなかった。その婚約者は、主に博物館関連で学芸員の仕事をしている人物で、赤ら顔に髭をはやしていて、そのぎらぎらした油断のならない目つきは、彼の職業にはまったく不似合いだった。
「君が望むなら、僕が連れ去ってあげてもいい」
ゲント・ルヴィナは彼女に言った。
 彼女は信じていない様子で笑った。
「本気なの?」
「本気だ」
 彼女に顔を近付けて、彼は言った。
「君が望むならタクシーを呼んで、二人してこのくだらないパーティを逃げ出すつもりだ」
彼女は何も約束するようなことを言わずに微笑んだ。それから一時間後、また彼女を踊りに誘った彼は、彼女にこう言った。
「タクシーを外に待たせております、女王様」
彼女は今度も何も言わず、興味なさげに笑っただけだった。しかし踊りながら二人が窓の方に近寄った時、窓の外を見ると確かに、菩提樹の下には一台のタクシーがとまっていた。
 こうして彼女は、まるでそれが遊びか何かであったかのように、長いこと自分が苦しみ悩む原因であったところの婚約を、破棄してしまった。
 迎えのタクシーに乗ると、彼は彼女を或る小さな町のホテルへ連れていった。そしてそこで、彼女の親族、それにとりわけ婚約者の親族が怒りをしずめるまで待つことにした。婚約者は次の週から彼への脅迫状を連日のように送り付けてきた。レナは、ゲントが大学の勉強を終えてから戻るまで、彼を待っていると約束した。
 しかし、時を同じくして、外国への留学がもはや不可能であることを認めないわけには行かなくなった。秋の冷たい雨が降り始めると、社会主義陣営との関係は日を追う毎に冷え込んでいった。新聞やラジオが触れなくても、そのことは今や誰の目にも明らかだった。
 巷では、しばしばごく一般的な言い回しではあるが、裏切りだとか、内部から城を乗っ取るだとか、人生の地平線上に再び姿をあらわした木馬のことだとかが語られていた。
「ほらどうだい?」
そういう題材を用いた詩をラジオで聴いたり、文学新聞で読んだりするたび、ゲントは彼女にこう言った。
「トロイの出来事を思い出してるのは、僕たち二人だけじゃないんだぜ」
 レナの元婚約者から一通目の脅迫状を受け取った後、今度はもっとおどろおどろしい二通目が届いたので、二人は散歩の時も多少気をつけるようにし始めた。ゲント・ルヴィナはティラナ大学に通い始めたが、空いた時間はずっとレナと一緒に過ごしていた。ラジオでも新聞でも、社会主義陣営との関係悪化についてはまだ何も公表されていなかったが、クラブやカフェではそのことが公然と語られていた。
 三度目の脅迫は、婚約者自身が書いて寄こした紙切れで、レナは寮の守衛のところでそれを目にした。
「僕たちがあの日、博物館で話したことを憶えているか?僕は自分で自分をめちゃめちゃにしてしまいそうだ。でも君を、君だけを幸せにしてはおかない」
レナが恐怖で真っ青になっていたので、ゲントは驚いた。彼女は呆然自失の状態だった。
「どうしたのさ?あんな下らない紙切れ一枚でそんなにびくついてるのかい?もう少ししっかりしろよ」
ゲントは言った。
 しかしレナが何も答えなかったので、彼は腹立たしい気分になった。声の調子が強くなり、まるであのダンスパーティの夜のように、彼女の肩を強くつかんでいた。
「博物館で何を話したっていうんだい、ええっ?一生あいつを信じますとでも誓ったのかい?さあ言えよ!」
「違うわ」
やっとレナは口を開いた。
「あの日、あの人は言ったのよ。
『もし君が裏切ったりしたら僕は、ここにある物騒な大昔の武器を使って、君のことを殺してやる』
って」
 彼女は両手で顔をおおった。
「頭がおかしいよ」
ゲントは言った。
「そんな脅しをかけてくるなんて、弱虫な奴のすることさ」
「そうじゃないのよ、ゲント」
彼女が言った。
「あの人は、そういうことをやりかねない人なのよ。気をつけなければいけないわ」
 その時初めて、ゲントは本気で身の危険を感じた。

 それから数日の間、二人はそのことには触れなかった。しかし、どちらかがその話題を伏せようとしても、別のもう一人がそのことを考えているのだということには、どちらとも気付いていた。
 どこにいても話題になるのは、次の脅迫がどこに対して行なわれるのか、あるいは既に行なわれているのかということだった。しかしそれが自分たちの不安を少しはやわらげるものなのか、それともさらにひどくするものなのか、二人にはまだ理解しかねていた。
 一方、多くの人々の間では、新たな精神状態が生まれつつあった。それは人から人へと伝わっていったが、そのあらわれ方は広範囲に及び、まるで枯れ葉が落ちる時のごとく、知らず知らずのうちにかたちづくられていった。
「脅威だって?危機だって?何を寝惚けたことを言うのやら?」
半ば嘲笑を含んだ微笑を隠そうともせず、そう言う人々もいた。
「誓って言うが、そんな話を聞いたのは今が初めてだ」
そうして相手をじっと見つめるのだ。それはまるでこう言っているかのようだった。
「近頃、身体の具合でも悪いんじゃないのか?」
あるいは最悪の場合はこうだ。
「精神科に行った方がいいんじゃないのか?」
 ところが数日もたたないうちに事態はすっかり変わっていた。今や「危機など聞いたことがない」と誰かが言おうものなら、それに驚く人々も出てくるようになっていた。
「最初のうちこそ気付かなかったが、今では自分にもわかるようになった」
ゲントは、レナに宛てた手紙の中で、それまで彼女が伝えようとしてきたことについても認めるようになっていた。
 実際、彼の目の前には壁がそびえていた。その壁の向こうには荒涼とした大地が広がっているか、さもなければ、彼にはおよそ想像もつかないようなものがあるばかりだった。
 そういうことを、彼は自分の手紙の中ですべて書きつくそうとした。記憶の断片や、あちらこちらで耳にしたニュースや会話のやりとりを寄せ集め、ひたすら考えをめぐらせて、考えられる限りのことで頭の中がいっぱいになっていた。
「どうやら君には、ラブレターのかわりに随筆を書き送ることになりそうだ。そうして、まだ片付いていない学位論文のことも書かずじまいだよ」
彼は冗談まじりにそう言ったが、彼女の思いは変わらなかった。
「手紙には、好きなことを書いてくれればいいわ。文が長くてたくさんあればそれでいいから、あなたにはずっとそのままでいて欲しいのよ」
レナは髪をかきあげながら、そう繰り返した。
「この頃テレビの画面に雑音が多くてよく見えないが、自分たちの周囲には、何かしらの気がたち込めている」
 ゲントは後になって、その件に関する自分なりの考えを彼女に宛てて書いた。いろいろな思いつきや、様々な出来事に対する解釈の寄せ集めは、しばしばごく単純な記憶に結びついていた。しかし、彼が自分の眼の中に映る世界の二重性に立ち返った時、その手紙は混乱した内容になってしまうのだった。
 ある日、郊外へピクニックに行った彼は、そこに一台のワゴン車がうち棄てられているのを見かけた。それで、どういうわけかわからないが、彼は手紙の書き出しを次のような文で始めていた。
「町から数マイル離れた郊外の広い空き地に、一台の大きなワゴン車がうち棄てられていた」
 彼はそのくだりを何度も何度も読み返し、しばらくの間、自分の考えをまとめていた(それは長い、とても長いしばらくの間だった)。それから、『一台の大きなワゴン車』の部分を消すと、かわりに『巨大な木馬』と書き直した。

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