Hallo, München !
【地名はあえて原音に近いカタカナ表記にしています】
Lektion... 1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11/12
Lektion 1
Szene 1
こんにちは。
私はクラウディア・シュミットといいます。
ベルリーンに住んでいます・。
学生です。
社会学専攻です。
23歳です。
ブレーメン出身です。
モーツァルトを聴くのが好きで、よくテニスをします。
今は夏休みでミュンヒェンにいます。
ここには3週間います[いる予定です]。
Szene 2
ミュンヒェン、ビール。
でもビールはあまり好きじゃないわ。
ワインのほうが好き。
あとソーセージは好きね。
Szene 3
カウフマン氏: やあ、こんにちは。
クラウディア: こんにちは、カウフマンさん。お元気ですか?
カウフマン氏: どうも、元気です。あなたはどうですか、シュミットさん?
クラウディア: 私も元気です、どうも。
カウフマン氏: さあ、どうぞ。
クラウディア: どうも。
カウフマン氏: お疲れですか?
クラウディア: いいえ。
Szene 4
ミュンヒェン。バイエルンの首都。
私たちは45分ほど走って、
そうするともうミュンヒェンです。
ミュンヒェンはとても大きいです。
ここには130万人が住んでいます。
Szene 5
クラウディア: ありがとうございます、カウフマンさん。
カウフマン氏: どういたしまして。では、また明日。
クラウディア: ええ、また明日。さようなら。
カウフマン氏: さようなら。
Szene 6
Lektion 2
Szene 1
これはマリーエンプラッツです。でこれは市庁舎(ラートハウス)です。
私たちが見て聞いているのは鐘の演奏(グロッケンシュピール)です。
鐘の演奏は11時、12時、17時に始まります。
今日、私は町へ行きます。
それからカウフマン家を訪ねます。
Szene 2
聖母教会(フラウエンキルヒェ)、ミュンヒェンのシンボルです。
市庁舎。イザール門(イーザァトーァ)。
これは聖ペテロ教会(ペータァスキルヒェ)です。
Szene 3
カール門(カールストーァ)はどこかしら?
路面電車の停留所がすぐ裏なんだけど。
クラウディア: すみません。カール門はどこですか?
通行人(男): ここがマリーエン広場(マリーエンプラッツ)でしょ。で右、それからずっとまっすぐよ。
クラウディア: ありがとうございます。
通行人(男): どういたしまして。
Szene 4
クラウディア: すみません。
通行人(女): ああ、そこを歩いて左よ。
クラウディア: どうも。
Szene 5
カウフマン氏: こんにちは、シュミットさん。
クラウディア: こんにちは、クラウディアさん。
クラウディア: ここが私の家です。どうぞお入り下さい。
カウフマン氏: こちらが私の妻です。
クラウディア+カウフマン夫人: こんにちは。
クラウディア: あなたにお花です。
カウフマン夫人: まあ、きれいですこと。どうもありがとう。すばらしいわ。
カウフマン氏: こちらは私の息子のミヒャエル、そしてこちらがクリスティアン。ミヒャエルは今ミュンヒェンで大学に通っています。シュヴァービングに住んでいるのよ。
ミヒャエル: 一度、訪ねにおいでよ。
クラウディア: ええ、そうするわ。
カウフマン夫人: 何をお飲みになります?ビール、それともコーヒー?
クラウディア: コーヒーをお願いします。
カウフマン氏: 私はビールを飲もう。
カウフマン夫人: いいわよ。
Lektion 3
Szene 1
ミヒャエル: やあ、クラウディア。どうぞ入ってよ。
クラウディア: あなたのお部屋ってすごくきれいね。
ミヒャエル: どうも。こちらは僕の友達、ザビーネにフリッツ。
Szene 2
フリッツ: きみ大学生?
クラウディア: そう、ベルリーンで学生してるの。
ミヒャエル: 僕たちいっしょに住んでるんだ。どうぞ。僕の部屋を見せてあげる。
クラウディア: うん。
クラウディア: いっぱい本があるのね。ペータァ・ハントケが好きなの?
ミヒャエル: うん、彼[の本]を読むのはすごく好きだね。
クラウディア: これ、あなたのうさぎ?
ミヒャエル: うん、ぼくのうさぎ。このうさぎ、ペータァ・ハントケっていうんだよ。
クラウディア: すてき。
Szene 3
フリッツ: あぁ、おなかがすいたなぁ。
ザビーネ: もう12時だわ。買い物に行きましょうよ。
ミヒャエル: いい考えだ。ソーセージは好きかい、クラウディア?
クラウディア: もちろん。
Szene 4
フリッツ: すみません。トマト1キロくださいな。それからリンゴ4個もお願い。あとレタスも1玉。
店員(女): 8マルクちょうどになります。
ミヒャエル: 白ソーセージ8本に、牛肉1ポンドを。
店員(男): 12マルク30[プフェニヒ]です。牛肉1ポンド、13マルクになります。
Szene 5
ミヒャエル: ナイフある?
フリッツ: はいどうぞ。あと、コルク抜きはどこ?
ミヒャエル: その上だよ。
Szene 6
ミヒャエル: それじゃ、乾杯!
一同: 乾杯!
これがミュンヒェンのおやつ(ブロートツァイト)です。白ソーセージを食べながら白ビールを飲むのです。
Lektion 4
Szene 1
クラウディア: ザルツブルクまで1枚、往復で、2等席でお願いします。
窓口係員(女): 今日のですか?
クラウディア: ええ。
窓口係員(女): 今日の往復で42マルクです。
Szene 2
クラウディア: 列車はいつ出ますか?
窓口係員(女): 少々お待ち下さい。列車は7時52分にここから出ます。ザルツブルクには9時40分に着きます。
クラウディア: どうも。
窓口係員(女): 42マルクになります。8マルクのお返しです。
Szene 3
たくさんの列車がミュンヒェンに到着し、また出発しています。
この列車はドルトムント行きです。
すぐ出発します。
この列車はイスタンブール行きです。
そしてこの列車、クラウディアの[乗る]列車は、ザルツブルク行きです。
Szene 4
クラウディア: ここ空いてますか?
男性: どうぞ。
クラウディア: 暑いですね今日は、でしょ?
男性: ええ。どちらへ行かれます?
クラウディア: ザルツブルクです。で、あなたは?
男性: キーム湖のほとりのプリーエン(プリーエン・アム・キームゼー)です。
Szene 5
ここがザルツブルクです。この町はとても古く、たくさんの見どころがあります。この城は「ホーエンザルツブルク」といいます。
この家を知っていますか?
ここはヴォルフガング・アマデーウス・モーツァルトの生まれた家です。
Szene 6
ここは人形劇場です。
大人もよくこの劇場を訪れます。
今日はモーツァルトの「魔笛」が上演されています。
Lektion 5
Szene 1
ミヒャエルは8時に起床する。そして彼の一日が始まる。
8時半、彼は自転車で大学へ行く。
ここ数年、自動車でなく自転車で通学する学生が多い。
8時45分、彼はもう大学にいる。
彼は図書館へ行く。
午前中、彼は図書館で勉強する。
彼は試験勉強をしている。
Szene 2
13時、彼は学食(メンザ)へ行く。
学食は昼食時にはいつも満員だ。
でもそこは大変安い。
彼は友人たちと食事をしている。
食事の後、彼は少しだけ木の下で寝る。
午後、彼は再び図書館で勉強する。
Szene 3
17時。
ミヒャエルはシュヴァービングを散歩する。
シュヴァービングは学生街である。
Szene 4
夏に太陽が沈むのはやっと21時になってからだ。
だから多くの人がレオポルト通りのシュヴァービングへやってくる。
ここで食べて、飲んで、おしゃべりしている。
ミヒャエルは一軒のカフェに座ってクラウディアを待っている。
クラウディア: やぁ。おくれてごめんなさいね。
ミヒャエル: やあ、こんちは。
ウェイトレス: いらっしゃいませ。
クラウディア: どうも。レモンティー1つ。チーズケーキありますか?
ウェイトレス: はい、ございます。
クラウディア: 1つお願いします。
ウェイトレス: クリームつけますか?
クラウディア: ええ、クリームつきで。
ミヒャエル: 僕にもお願いします。
Szene 5
2人はディスコへ行く。クラウディアは踊るのが大好きだ。
Lektion 6
Szene 1
スポーツはお好き?
それなら一度はオリンピック公園へ行ってみるべきでしょう。
Szene 2
オリンピック公園では泳いだり、走ったり、スケートしたり、テニスをしたり、もちろんジョギングもできます。
1972年ミュンヒェン・オリンピック。だからこの公園は「オリンピック公園」というのです。
この公園は大人のためだけでなく、子供のためのものでもあります。日曜日には、たくさんの親子連れがこの公園へやってきます。
ミニ列車に乗ったり、ミニゴルフをすることができます。
Szene 3
クラウディア: クラウディア・シュミットです。
ミヒャエル: やあ、ミヒャエルだけど。あのさ、今日何か予定ある?
クラウディア: ううん、ないけど。
ミヒャエル: サッカーの試合見に行こうと思うんだ、今日。アウゲンターラァの引退試合、バイエルン・ミュンヒェン対フヴェントゥス・トリノがあるんだ。
クラウディア: すっごーい!いっしょに行ってもいい?
ミヒャエル: うん、3時にホテルの前で。
クラウディア: ほんとにありがとう。またあとで。
ミヒャエル: うん、じゃバイバイ。
クラウディア: バイバイ。
Szene 4
ミヒャエル: ビールはどこで買えるんだろう?
クラウディア: ほら、あそこに売店があるわよ。
ミヒャエル: 何か飲みものを買ってこようか?何飲みたい?
クラウディア: ミネラルウォータが欲しいわ。
ミヒャエル: 失礼、前を通ってもよろしいですか?
Lektion 7
Szene 1
ミュンヒェンにはすぐれた交通網があります。
どこからでも、わずかな時間で、市中心部へ行くことができます。
地下鉄なら、自動車よりも速く市内へ到着します。
市中心部には、東京のような交通渋滞があるからです。
Szene 2
クラウディアは本日、カウフマン夫人と買い物にやって来ました。
ここはミュンヒェンで一番有名なカフェの一つです。
Szene 3
オデーオン広場(オデーオンスプラッツ)の近くには、商店街がたくさんあります。
マクスィミリアン通りは、ドイツでも最もエレガントな通りの一つです。
この通りには、大変有名なホテルもあります。
ここでは、パリやローマやロンドンのシックな洋服が買えます。
当然ここではシュヴァービングより[値段が]高いのです。
Szene 4
カウフマン夫人: この緑のスカート、いいわねぇ。
クラウディア: ええ、でもこれ見て下さいよ。この黒のスーツなんかもっといいと思いますけど
Szene 5
カウフマン夫人: パーティには何を着ていこうかしら?
クラウディア: ほらあっちを見て。このロングスーツなんかどうですか?すごくシックだと思いますよ。
カウフマン夫人: 私には派手過ぎないかしら?
Szene 6
店員(女): いらっしゃいませ。
カウフマン夫人: パーティドレスを探してるんですけど。
店員(女): 例えばこの黒の服などいかがでしょう?
クラウディア: きれいだわ。あなたに合うと思いますよ。
カウフマン夫人: いいわ。ちょっと試着してみてよろしいかしら?
店員(女): ええ、こちらに試着室が。
Szene 7
Lektion 8
Szene 1
クラウディア: こんにちは、カウフマンさんをお願いします。2時に約束してあります。
受付嬢: カウフマンさんでしたら、4階です。すぐ右のエレベータをお使い下さい。
クラウディア: どうも。
Szene 2
カウフマン氏: どうぞ座って。お昼はもう食べたかい?
クラウディア: ええ、こ~んな大きなピザを。
カウフマン氏: はは、ミュンヒェンじゃあ何でも北より大きいからね。ではコーヒーを淹れてあげようか?
クラウディア: いいですね。ありがとうございます。
Szene 3
カウフマン氏: ところで、まる一週間会わなかったね。週末はどうしてたの?
クラウディア: ミヒャエルとドライヴに行ってました。
カウフマン氏: うちのせがれとぉ?あいつ、私にひとっことだってそんなこと言わなかったぞ。でどこへ行ったんだい?
クラウディア: キームゼーです。
Szene 4
クラウディア: あそこには島があるんですよ。島まで船に乗ったんです。帰りにはアンツィングという小さな村を訪ねて、製肉職人に会いました。
Szene 5
クラウディア: 本当に楽しかったわぁ。おまけにソーセージづくりも体験したんですよ。
カウフマン氏: で、そのソーセージは食べたのかい?
クラウディア: ええもちろん。おいしかったですよ。
カウフマン氏: そりゃいい経験をしたねぇ。
ところで、今度の金曜日に君をちょっとしたコンサートへご招待したいんだがね。
ミヒャエル抜きで。
クラウディア: よろこんで。
Lektion 9
Szene 1
クラウディア: ベルリーンは信じられないくらいきれいな街よ、特にアレクサンダー広場(アレクサンダープラッツ)はね。
ミヒャエル: ベルリーン生まれなの?
クラウディア: ううん、ブレーメンよ。
ベルリーンにいったことは?
ミヒャエル: ぜーんぜん、一度も北に行ったことないんだ。
おやじは2年間ベルリーンで勉強してたけどね。
その頃はまだ壁はなかったけどね【つまり1961年より前ということになる】。
Szene 2
クラウディア: 1988年にベルリーンに来たの、あの頃はまだ西ベルリーンだったけど。
Szene 3
ベルリーンは美しい街だわ。1871年からベルリーンはドイツ帝国の首都で、「黄金の20年代」にはベルリーンはヨーロッパの中心だった。
多くの詩人や芸術家がベルリーンへやって来て、夜はカフェに座って芸術を語っていたの。
Szene 4
30年代に入るとこの街は一変したわ。
第二次世界大戦では多くの家屋が破壊されたの。
1961年にはベルリーンの壁が築かれて、この街は分断されたのよ。
Szene 5
私もベルリーンにいた1989年、壁がふたたびとりのぞかれたわ。あれは最高だったわね。
Szene 6
Lektion 10
Szene 1
ミュンヒェンには博物館・美術館がたくさんあります。
この博物館には人形やおもちゃが集められています。
自然や科学技術に興味がある人は、ドイツ博物館にいくべきです。
クラウディアは潜水艦、特にこのドイツ最初の潜水艦に興味があるようです。
疲れたら、この足マッサージ器で疲れをとるといいでしょう。
Szene 2
ミュンヒェンには二つの顔があります。多くの企業が集まる近代的な産業都市、そして歴史ある古くからの文化都市。ミュンヒェンのコンサートや劇場や博物館・美術館を訪れに来る人はたくさんいます。
Szene 3
クラウディアは今日カウフマン氏と音楽カフェへコンサートを聴きに来ました。彼女はクラシックが大好きなので、このコンサートを楽しみにしていたのです。
Szene 4
クラウディア: カウフマンさん、パリにいらっしゃったんですってね。もう疲れはとれました?
カウフマン氏: どうも。パリで風邪をひいてしまってね。でももう大丈夫だよ。
クラウディア: この曲、本当に素敵ですね。
カウフマン氏: 音楽は好きかい?
クラウディア: ええ。音楽は大好きです。自分でヴァイオリンも弾くんですよ。
カウフマン氏: 素晴らしい!うちの妻もヴァイオリンをやるんだ。ミヒャエルはフルートで、私はピアノを少しね。ミニコンサートでもやってみないかい?
クラウディア: 素敵!楽しみにしてますわ。
カウフマン氏: [カフェの]コンサートが始まるよ。
Lektion 11
Szene 1
クラウディアとミヒャエルは今日ロマンティック街道を通って、バイエルン王ルートヴィヒが建てたノイシュヴァンシュタイン城へ行きます。
Szene 2
高台には、ほんの百年前に建てられた美しい城が立っています。
Szene 3
ミヒャエル: これが、ヴァグナーのオペラをもとにして描かれた絵画だよ。
ヴァグナーのオペラを好んだルートヴィヒ王は、ここを「夢の城」にしようとしたのです。
クラウディア: ここがルートヴィヒ王の生活していた部屋なのね。
ミヒャエル: そしてこれが、彼が執務していた机だよ。
Szene 4
ミヒャエル: 「アルペン通り」を走ろうよ!「リンダーホフ」に寄って行くかい?
クラウディア: いいわね!
Szene 5
リンダーホフは、ルートヴィヒ王が住んでいた城でもあります。
この城へ来た人は、いっしょに洞窟へも行くものです。
ここにあるのは、沼も、滝も、洞窟さえもすべて人工物なのです。
Lektion 12
Szene 1
ミュンヒェンでの素晴らしいひとときも、もう終わりです。
クラウディアは明日、ベルリンへ帰らなければなりません。
そういうわけでカウフマン氏が彼女を食事に招待しました。
今回はミヒャエルも一緒です。
Szene 2
給仕: どうぞ。
カウフマン氏: 「ポテトスープのマヨラーナ風味」を3つ、「スズキのソテー」を2つ、それと「ザウアーブラーテン」[牛肉のマリネの蒸し焼き]を1つもらおうか。
Szene 3
クラウディア: 塩を取ってくれません?どうも。本当においしいですね。
カウフマン氏: ここは何でもうまいんだよ。で、ミュンヒェンはどうだったかい?
クラウディア: 何もかもよかったです。時間があったらもう二、三週間いるんですけど。そうすればこの町がもっとよくわかるのに。
ミヒャエル: 明日、空港まで送ってあげるよ。
クラウディア: ありがとう、いいのに。荷物が多かったらお願いするから。でもそれだったら、地下鉄で行った方が楽かもね。
Szene 4
クラウディア: ベルリンには来てくれないの?
ミヒャエル: 秋になったらロストクへ行くんだ。だから帰りにはベルリンに寄るよ。
クラウディア: よかった。そしたら町を案内してあげるわ。
カウフマン氏: またミュンヒェンへ来てくれるといいんだがね。
クラウディア: もちろんですわ。
クラウディア: 皆さん、ご家族とこのミュンヒェンでご一緒できて、本当に楽しかったです。
カウフマン氏: うれしいよ。な?ミヒャエル。
Szene 5
ルフトハンザ2533便、ベルリン行き、4番ゲートです。
4番ゲートはどこでしょうか?
ここをまっすぐ行って左です。
またね、ミュンヒェン!
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