Deutsch, Guten Appetit!
ドイツに行ってみませんか
【人名・地名は原音に近いカタカナ表記にしています】
Lektion... 1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11/12
Lektion1
ようこそ!
Lektion2
アイコの大学
カフェテリアで
トーマス:何にする、アイコ?
アイコ:アップルジュースにするわ。あなたは?
トーマス:僕はコーヒーとケーキを一つもらおうかな。ここのチェリーケーキはおいしいよ。
Lektion3
聖霊降臨祭の休日
トーマス:もうすぐ聖霊降臨祭だね。
アイコ:知ってるわ。一週間休みがあるのよね?実家に帰るの?
トーマス:うん。君ももう計画があるの?
アイコ:ええ。友達のところへ行くの。彼女はミュンヒェンに住んでいるのよ。
トーマス:僕の両親は農場を持っているんだ。手伝いをするんだよ。
アイコ:まあ、農場なんか持ってるの、すごいわ。動物もいるの?
トーマス:うん、牛に、豚に、馬に、鶏に、あと猫が3匹と犬が2匹いるよ。
アイコ:うらやましいわ。私も動物が好きよ。私も日本の家に猫と犬が1匹ずついるの。
トーマス:うちの両親が住んでいるところはミュンヒェンから遠くないんだ。アイコ、一度遊びに来ないか?
アイコ:ありがとう。喜んで行くわ[直訳:私も来るわ]
Lektion4
ドレスデンへ行こう
トーマス:週末に遠出しようよ。車でドレスデンまで行くつもりなんだ。
アイコ:でもドレスデンまではとても遠いわよ。どこかに泊まらないといけないんじゃない?
トーマス:ああ、ユースホステルに泊まるつもりだよ。そこならとても安く泊まれるからね。
アイコ:素敵ね。一度アウトバーンを走ってみたかったのよ。ドイツのアウトバーンではどれぐらい速く走れるの?
トーマス:速度は無制限さ。
アイコ:マジ?信じらんな~い。日本では[直訳:私たちのところでは]時速100キロ以上は出せないわよ。ドレスデンでは何をするの?
トーマス:エルベ川で船旅をして、ザクセン・スイスを散策したいね。
アイコ:私は聖母教会に行って、夜はゼンパー・オペラに行きたいわ。
トーマス:金曜日の夜は夜更かししちゃダメだよ[直訳:そんなに遅くベッドに入ってはいけない]、土曜日の朝は早いからね。わかった?
Lektion5
夏の日を満喫しよう!
ゾフィー:天気予報では、今日から暑くなるらしいよ。夏の日も間近だね。これを利用しないテはないよ。
アイコ:今ドイツにいられてよかったわ。日本では今、雨がたくさん降って、蒸し暑いのよ。雨季はひたすら鬱陶しいわね。
ゾフィー:まあ。残念ね。ありがたいことに、ドイツには[直訳:我々は]雨季がないのよ。でもね、ドイツでは11月は特に雨が多いのよ。だからじめじめして冷たくて、ブルーになるわね。
アイコ:まあ本当なの?私、この11月を乗り切れるかしら?
ゾフィー:そう悪くもないわよ。でも私たち、時間を無駄にしちゃダメよ。外に出ましょう!夏の日を満喫するのよ!
アイコ:じゃあ、アイスクリームを食べに行きましょう!私がおごるわ。
ゾフィー:満員みたいね。
アイコ:残念ね、空いてる場所がないわ。
ゾフィー:ほら、あの二人はちょうど出るところよ。運が良いわね。
アイコ:だったら、太陽の下でアイスクリームを味わえるわね。
Lektion6
タウバー河畔のローテンブルク
ゾフィー:私はローテンブルクが好きなの。小さくて、のどかな町よ。
トーマス:ローテンブルクはロマンティックな町だね。僕はあの古い家々の赤い屋根が好きなんだ。
アイコ:狭い路地がたくさんあるわね。ローテンブルクは私も好きよ。一番好きなのは、ここを何時間も散歩することね。
ゾフィー:12時には有名な鐘の演奏があるわよ。これは絶対見なくちゃね。
トーマス:もちろんさ。もう12時少し前だよ。マルクト広場へ急ごう!
アイコ:きれいだわ、ここがマルクト(市場)なのね。
ゾフィー:新鮮な果物が美味しそうだね。あの赤イチゴが一番よさそうだね。僕は500グラム[直訳:半キロ]買うよ。さあどうぞ!
アイコ:本当に美味しいわね。ありがとう。ドイツの赤イチゴは、日本のより美味しいわ。私の意見だけど、ドイツの果物は日本のほど人工的な味じゃないわね。私が一番好きなのは、甘酸っぱいリンゴとジューシーな梨よ。
トーマス:あ、鐘の演奏が始まるよ!
Lektion7
ヴィーン旅行
2003年9月23日 ヴィーン
午前 くもり 午後 晴れ 気温約18度
今イムケとヴィーンにいます。オーストリア旅行中です。クラシック音楽が好きなので、ヴィーンとザルツブルクを訪ねたいと思っていました。
午前中はシュテファン大聖堂を見学しました。塔の上にも登りました。そこからはヴィーン市のみごとな景色が見えました。
イムケがどうしてもクリムトとシーレの作品を見たいというので、ベルヴェデール宮殿も訪ねました。
午後は、伝統的な文学喫茶の「カフェ・ツェントラール」で一休みしました。「アインシュペナー」を飲んで、ザッハトルテを一つ食べました。ついでに昔の芸術的雰囲気を楽しみました。
夜は、ヴィーン国立歌劇場に行って、モーツァルトの「魔笛」を見ました。私たちはとても感動しました。旅行初日の最高潮でした。モーツァルトは大好きです。明日はさらにモーツァルトの生地であるザルツブルクへ行きます。とっても楽しみです。おやすみなさい!
Lektion8
冬学期の始まり
イムケ:は~いみんな!ただいま[直訳:私は再びここにいる]。ストックホルムからまっすぐ戻って来たのよ。8週間のあいだ、研究室で仕事をしてたの。みんなに会えなくてそりゃあ寂しかったわ。
トーマス:僕たちもさ。僕は実家の農場にいたよ。一日中、両親の手伝いをしていたさ。夜はしょっちゅう昔の同級生に会って、いっしょに飲み屋に行ってたね。アイコ、君は何してたの?
アイコ:天気のいい日は屋外プールに行って、小説を読んでたわ。
イムケ:あなた、旅行はしなかったの?
アイコ:いいえ、ユーロレイルパスを買って、2週間、列車でヨーロッパをまわったわよ。
クラウス:残念ながら僕は、今回は旅行するひまなかったなあ。医学部の実習を受けなきゃいけなかったんだ。
トーマス:夏休みが過ぎるのは早いよね。
イムケ:もう冬学期が始まったから。僕らみんな再会できてよかったじゃない?
Lektion9
森の散歩
トーマス:森の静けさって好きだなあ。聴いてごらん、鳥が鳴いてるよ!
イムケ:そしておいしい森の空気!もみの木の新鮮な香りって大好きよ。
アイコ:ちょっと見て、かわいいうさぎちゃんよ。あんなの見るのは初めてだわ。でも、ちょっとあっちのもみの木を見て!
イムケ:もみの木が酸性雨にやられてしまったのね。
ゾフィー:環境のためにずいぶんいろんなことがされてきたけど、森林の死を止めることは残念ながらできないんだわ。
アイコ:日本ではよくドイツの環境保護が話題になるわよ。
トーマス:思うんだけど、一人一人まだやるべきことがあるんじゃないかな。だから僕は意識して買い物をするし、包装には特に気をつかっているよ。例えば、ミルクは瓶でしか買わないしね。みんなは環境のために何かしてるのかい?
ゾフィー:短い距離なら自転車に乗るし、それ以外は公共交通機関を利用するわ。
アイコ:私ドイツに来てから、ずっと環境意識が高くなったわ。もう再生紙しか使わないし。
イムケ:みんなが私たち3人みたいに環境意識があれば、私たちの環境にもまだまだ希望があるわ。
Lektion10
クリスマス市にて
アイコ:それにしても大きなクリスマス市ね!ここじゃすぐ道に迷いそうよ。
ゾフィー:屋台がたくさんあって、あちこちから炒りアーモンドに、焼きソーセージに、グリューワインのにおいがするわ。
トーマス:今どきは熱いグリューワインが恋しいよね。今日みたいに寒いと、特に美味いんだ。
ゾフィー:あら、グリューワインの屋台のところに小学校時代の同級生がいるわ。もう長いこと会ってないのよ。まだ私のこと憶えててくれてるかしら?
ゾフィー:あなたザラじゃないの?私ゾフィーよ。
ザラ:まあゾフィー、びっくりしたわ!全然変わってないのね。
ゾフィー:こちらは大学仲間のアイコとトーマスよ。
ザラ:こんにちは、アイコにトーマス、お会いできてうれしいわ。
トーマス&アイコ:こちらこそ、お会いできてうれしいです。
ゾフィー:じゃ、再会を祝して乾杯!
一同:乾杯!
Lektion11
ベルリンの魅力
ベルリンは長い間、壁によって分断されてきた都市です。徐々にベルリンは一体となってきました。今日では、分裂ドイツの象徴であったブランデンブルク門を、誰もが再び通れるのです。
ベルリンにはいろいろな顔があります。そこは、世界的に有名な劇場や博物館などがある文化都市です。毎年「ベルリナーレ」映画祭が開催され、「金熊賞」が授与されています。
転換期まで旧・ドイツ民主共和国の側だったアレクサンダー広場は、新しい都心部になっています。最も人気のある商店街はベルリンのクアフュルステンダムです。夏にはそこのオープンカフェで「ベルリナー・ヴァイセ」を楽しむことができます。これは、クルマバソウやラズベリーを混ぜたビールのことです。ショッピングの後に飲むとまた格別です。
ベルリンは、「デネル・ケバプ」が食べられる都市でもあります。ベルリンは。国際的かつ多文化的なのです。
今日、ベルリンは再びドイツ連邦共和国の首都になりました。誰でも一度は訪ねてみるべきです、なぜって「ベルリンはいつでも旅する価値がある」のですから!
Lektion12
主夫それとも主婦?
アイコ:卒業後はどうするの、イムケ?
イムケ:大きな研究所で物理学者として働きたいわね。
アイコ:じゃあ結婚もしないし子どもも持たないの?
イムケ:そんなことないわ。でも、家事を手伝ってくれる男性とじゃなきゃ結婚したくないの。それにスウェーデンには良い育児施設があるのよ。
ゾフィー:それはよくないと思うわ。子どもが赤ん坊の頃から託児所に行かなければいけないなんて、かわいそうよ。トーマスはどう思う?
トーマス:僕は、何年間かは主夫でいたいと思ってるよ。そうすれば、子どもにもっといろんなことをしてあげられるし、伝統的な家父長というわけでもないしね。日本の男性は[性別]役割分担についてどう思ってるの?
アイコ:たいてい日本の父親は、法で認められた育児休暇をとりたいんじゃないかしら。でも、今のところは残念ながらまだ難しいのよ。私は、社会がもっと考え方を変えなければならないと思うわ。
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